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初夏の風物詩!7月に行われる日本のお祭り12選


7月に旅行にお出かけの際には、一緒に旅行先で開催されるお祭りを見に行ってはいかがでしょうか。毎年7月には京都の「祇園祭」をはじめとして日本の各地でさまざまなお祭りが開催されるので、楽しめ場所が多くあります。
今回は7月中に開催される日本のお祭りのなかでも特に有名な、12のお祭りをご紹介します。

関東地方で7月に開催されるお祭り

隅田川花火大会(東京都)

「隅田川花火大会」は、東京都内を流れる隅田川の河川敷で開催され、1733年(享保18年)から続く約280年の歴史を持つ花火大会です。途中何度か中断されましたが、1978年からは毎年行われています。約22,000発の色とりどりの花火が打ち上げられる東京でも最大規模の花火大会であり、当日はテレビ東京による生中継が毎年行われています。
2017年の開催予定日は7月29日(土)です。

開催地:東京都台東区(隅田川)
毎年の開催日: 7月最終土曜日

湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県)

「湘南ひらつか七夕まつり」は、神奈川県平塚市で毎年開催されている国内最大級の七夕祭りのひとつです。お祭り期間中はメイン会場の「湘南スターモール」を中心に中心街が約500本の竹飾りに囲まれ、平塚の街を華やかに演出します。そのほか「湘南ひらつか織り姫」をセレクションで選んだり、「七夕おどり千人パレード」が行われたりと、毎年お祭り期間中は市内全体が大きな賑わいを見せています。
2017年の開催期間は、7月7日(金)から7月9日(日)までです。

開催地:神奈川県平塚市
毎年の開催期間:7月第1金曜日から3日間

佐原の大祭 夏祭り(千葉県)


「佐原の大祭」とは、千葉県香取市で毎年夏と秋に開催される約300年の歴史を持つお祭りの総称です。毎年7月に行われている夏祭り(八坂神社祇園祭)では、合計10台の豪華な山車が「佐原囃子」の音に乗せて本宿地区内を曳き回される「山車行事」の様子を見物することができます。この佐原の大祭は「関東三大祭り」のひとつに数えられ、また「佐原の山車行事」は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
2017年の開催期間は7月14日(金)から7月16日(日)までです。

開催地:千葉県香取市
毎年の開催期間:7月10日以降の金・土・日曜日

熊谷うちわ祭(埼玉県)


「熊谷うちわ祭」は熊谷市にある八坂神社の例大祭で、「関東一の祗園」と称されています。開催期間は毎年7月19日から23日までの5日間で、そのうちの7月20日から22日までの3日間が一般客向けのイベントとなっています。21日に行われる「巡行叩き合い」では、12台の山車や屋台が叩き合いを繰り広げながらお祭り広場に集結し、5日間でも最大の盛り上がりを見せます。

開催地:埼玉県熊谷市
毎年の開催期間:7月19日~23日

山あげ祭(栃木県)

「山あげ祭」は、1560年(永禄3年)に疫病防除、五穀豊穣、天下泰平を祈願して、疫病除けの神様である牛頭天王を祀ったことを起源とするお祭りです。「山」とは「日本一の移動式野外劇」と称されている所作狂言(おどり)の背景のことで、祭り当日は仮設の舞台が解体・移動を繰り返しながら烏山の街を周り、山あげ行事の奉納余興として役者たちによるさまざまな演目の歌舞伎舞踊が披露されます。
2017年の開催期間は7月21日(金)から23日(日)までです。

開催地:栃木県那須烏山市
毎年の開催期間:7月第4週の金・土・日曜日

近畿地方(関西地方)で7月に開催されるお祭り

祗園祭(京都府)


「祗園祭」は、京都市東山区にある八坂神社(祗園社)の祭礼で、約1100年という歴史の長さと祭事の規模の大きさから「日本三大祭」のひとつに数えられています。期間が1ヵ月と長いため見どころはいくつもありますが、そのなかでも中京・下京の各町の山鉾(やまぼこ)が京都の街を巡業する「前祭」(さきまつり)と「後祭」(あとまつり)の当日が特に大きな盛り上がりを見せます。
京都の祗園祭については別記事でも紹介していますので、詳しくはそちらをチェックしてみてください。

開催地:京都市東山区・中京区
毎年の開催期間:7月1日~7月31日

天神祭(大阪府)

「天神祭」とは日本各地にある天満宮で開催されるお祭りでの総称です。そのなかでも大阪天満宮で開催される「天神祭」は特に有名で、規模の大きさから「日本三大祭」のひとつに数えられ、6月下旬から7月25日までの約1ヵ月間に渡ってさまざまな諸行事が行われます。メインイベントは7月25日の「本宮」の夜に行われる「船渡御」(ふなとぎょ)で、大川に約100隻もの船が浮かべられ、約5,000発の奉納花火が夜空に打ち上げられます。

開催地:大阪府大阪市
毎年の開催期間:6月下旬吉日~7月25日

那智の扇祭り(和歌山県)

「那智の扇祭り」は毎年7月14日に行われる熊野那智大社の例祭で、熊野の神々が御滝本に里帰りをするために行われる神事です。2014年までは「那智の火祭り」と呼ばれていたのですが、その由来は12本の「大松明」と呼ばれる大きなたいまつが勢いよく燃え上がる「御火行事」が毎年行われているからでした。祭りのなかで奉納される「那智田楽」は、田楽舞創成期の形を今でも残していることから、国の重要無形文化遺産とユネスコ無形文化遺産に登録されています。

開催地:和歌山県那智勝浦町
毎年の開催日:7月14日

その他の地域で7月に開催されるお祭り

塩竈みなと祭(宮城県)

「塩竈みなと祭」は、1948年(昭和23年)に終戦後の塩竈市の産業復興と市民の元気快復を願って始められた、「日本三大船祭り」のひとつに数えられている海のお祭りです。お神輿を「鳳凰丸」と「龍鳳丸」というふたつの御座船に乗せて、日本三景のひとつである松島湾を約100隻の供奉船を従えて巡幸する「海上渡御」が最大の見どころとなっています。

開催地:宮城県塩竈市
毎年の開催期間:7月第3月曜日(海の日)

あばれ祭(石川県)

「あばれ祭」は、石川県の能登半島全域で行われる「能登キリコ祭り」のなかで最初に行われる、宇出津八坂神社の祭礼です。その名称に相応しく、御神輿を火の中に放り込んだり、川に投げ込んだりするとても豪快なお祭りとなっており「能登のキリコ祭りのなかで最も勇敢な祭り」と評されています。
2017年の開催期間は7月7日(金)から8日(土)までです。

開催地:石川県能登町
毎年の開催期間:7月第1金・土曜日

尾張津島天王祭(愛知県)

「尾張津島天王祭」は、 「日本三大川まつり」のひとつに数えられている津島神社の例祭です。実際の開催期間は数ヵ月間ととても長いのですが、メインとなるのは7月第4土曜日の夜に行われる「宵祭」と、その翌日に開催される「朝祭」です。「宵祭」では400個近くの提灯が付けられた5隻の「まきわら船」が夜の天王川を漕ぎ進み、「朝祭」では6隻の車楽船が楽を奏でながら漕ぎ進む様子を見ることができます。

開催地:愛知県津島市
毎年の開催期間:7月第4土曜日・日曜日

博多祗園山笠(福岡県)

「博多祗園山笠」は、福岡市博多区で約半月に渡って開催される、700年以上の歴史を持つ櫛田(くしだ)神社の奉納神事です。メインイベントは最終日(7月15日)に行われる「追い山笠」で、7つの「舁き山笠」が男たちの勇ましい掛け声と共に市内に設けられた約5kmのコースを通り抜けていく様子を見ることができます。
この「追い山笠」を含む一連の行事は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

開催地:福岡県福岡市
毎年の開催期間:7月1日~7月15日

さいごに

今回は7月に日本国内で開催されるお祭りについて紹介してきましたが、ここまでお読みになって「祗園」と名の付くお祭りがいくつかあることに気付かれたのではないでしょうか。「祗園」と名の付くお祭りは7月を中心とした夏の時期に全国各地で開催されているので、7月は「祗園祭巡り」をしながら旅行をするのも楽しいのではないかと思います。ぜひ旅行の際には、旅行先で開催されるお祭りの会場にも寄ってみてください。

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