長野県にはすばらしい観光スポットがたくさんありますが、今回は「大自然と文化遺産」をテーマに厳選した12ヶ所のスポットをご紹介します。スポットごとに楽しめる内容も違うので、自分にあった楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
長野の自然
長野には、日本アルプスに連なる山々や、「白樺湖」「諏訪湖」といった湖など多くの自然を満喫できるスポットがあります。
女神湖
女神湖は蓼科山のほとりにあり、湖の周囲は約1.8km、水深の平均は約4mと比較的小さな湖です。周囲を美しい自然に囲まれ、季節ごとに表情を変える花々や秋の紅葉など四季を通して自然の美しさにふれることができる観光スポットです。
アクティビティも充実しており、湖上ではカヌーカヤック体験やボートに加え、水上自転車(ロボアメンボ)を楽しめます。周辺をマウンテンバイクで散策するサイクリングも人気で、冬期にはちょっと変わった楽しみ方として、凍った湖上を車でドライブできる「氷上ドライブ」など季節ごとのアクティビティも充実しています。
女神湖センター
住所:北佐久郡立科町女神湖畔987
白樺湖
白樺湖は標高約1,500mの高原にあるリゾート地です。大自然の中でハイキングや、乗馬体験、ボート遊びを満喫できるほか、釣り船を借りてシナノユキマス・ヘラブナ・ワカサギ・コイなどの魚釣りをするも白樺湖の楽しみ方のひとつです。
冬はスキーやスノーボードなども楽しめます。特に白樺湖ロイヤルヒルスキー場は晴天率80%という快適なスキー場で、サラッサラのパウダースノーも自慢です。宿泊施設も充実しているので、白樺湖を拠点として近くの観光スポットへアクセスすることも可能です。
白樺湖観光センター
住所:長野県茅野市白樺湖
諏訪湖
諏訪湖は、海抜759mに位置し、湖の周囲が15.9km、面積13.3㎢の信州最大の湖で、信州の雄大な山々を眺めながら湖を巡る遊覧船やボートなど、湖ならではのレジャーを楽しめます。
夏には全国でも最大級の打ち上げ数約4万発(平成22年)の花火大会「諏訪湖祭湖上花火大会」が行われ、約50万人(平成22年)もの観光客が訪れています。9月中旬から3月頃にかけての秋冬にはワカサギ釣りも開催。冬でも暖かいビニールに包まれたドーム型の釣り舶などのサービスもあり気軽にワカサギ釣りを楽しめます。。
諏訪湖周辺は上諏訪温泉として有名な温泉地で、温泉施設はもちろん、無料で40人が利用できる湖畔公園足湯や間欠泉が見物できる諏訪湖間欠泉センターなどの温泉関連施設も充実しています。
上高地
上高地とは、長野県松本市にあり、中部山岳国立公園の一部として特別名勝・特別天然記念物に指定されている標高約1,500メートルの山岳景勝地です。「明神池」や「大正池」といった名所をはじめとして、神々しいほどの自然の美しさから、古来より「神の降り立つ地(神降地)」といわれ年間150万人もの人々が訪れています。上高地バスターミナルから徒歩5分の梓川にかかる「河童橋」は、3,000m級の山々が連なる穂高連峰を一望できる吊り橋で、芥川龍之介の小説「河童」の題材ともされた上高地のシンボルともいえるスポットです。
自然環境保護のため、上高地へのアクセスには通年マイカー規制があり、車で行く場合、沢渡駐車場または平湯駐車場に停めてバスかタクシーの利用となります。
千畳敷カール
長野県駒ヶ根市にある「千畳敷カール」は、2万年前の氷河期に氷で削られて形成された標高2,500mを超える高山帯に広がる圏谷(カール)で、高山植物の宝庫として知られています。千畳敷カールには徒歩40分で回れる遊歩道コースがあり、夏から秋には咲き誇るたくさんの高山植物を楽しむ事ができます。
また春スキーでも有名で、4月中旬から5月下旬まで開かれる「千畳敷カールスキー場」では、一面の銀世界の中、大自然を肌で感じながら本格的な山岳スキー・スノーボードを楽しむことができます。
乗鞍岳
乗鞍岳は長野県と岐阜県にまたがる、北アルプスの最南端に位置する山で、日本百名山の一つです。剣ヶ峰(標高3,026m)を最高峰として23の峰を連ねる山々の総称でもあります。標高2,702mの乗鞍岳山頂(畳平)までバスで上ることができるため、3,000m級の山岳としては比較的登山初心者向けのハイキングコースがあります。
またマイカー規制のかかる高山帯でご来光を見るための専用バス「ご来光バス」も7月中旬から9月中旬の期間限定で運行しています。乗鞍高原三本滝から乗鞍岳山頂(畳平)までは交通規制がありますので、山頂周辺の観光の際は乗鞍高原からバスやタクシーへの乗り換えが必要です。
長野の文化・歴史スポット
大自然を満喫する他にも、長野にはパワースポットとして知られている「戸隠神社」や「御柱祭」で有名な「諏訪大社」など文化・歴史スポットも散在しています。
戸隠神社
戸隠神社は、長野市の戸隠山の麓にある創建以来2千年を超える歴史があるとされている神社です。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成り立っていて、各社には日本神話で有名なの「天の岩戸開きの神事」で活躍した神々が祭られています。祭神の異なる各社によってそれぞれ次のようなご利益があるとされています。
・奥社:開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝
・中社:学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全
・宝光社:開拓、学問、技芸、裁縫、安産、女性や子供の守り
・九頭龍社:水、雨乞い、虫歯、縁結
・火之御子社:舞楽芸能、縁結、火防
豊かな自然に囲まれた戸隠神社の中でも、樹齢400年を超える杉の木が連なる奥社参道杉並木は、特に見ておきたいスポットのひとつです。
諏訪大社
諏訪大社は、諏訪湖の南に前宮と本宮の「上社」、北に春宮と秋宮の「下社」の4つの境内地をもつ神社です。諏訪大社は全国に御分社が約10,000社ある諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社の一つとされています。
諏訪大社の最大の行事が「御柱祭」。数え年で7年毎、寅と申の年に行われる御柱祭は宝殿の再建築と社殿の四隅に「御柱」と呼ばれる樹齢200年の巨木を立てる行事です。上社、下社それぞれに巨木を8本ずつ山から切り出して上社は約20km、下社は12kmの道のりを人の力だけで運ぶという壮観な御柱祭には毎回多くの人々が参加しています。
住所
上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1
上社前宮:長野県茅野市宮川2030
下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193
下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828
善光寺
善光寺は、約1400年の歴史を持つ日本を代表するお寺のひとつで年間約600万人もの参拝者が訪れます。
本堂は国宝に指定されており、撞木造(しゅもくづくり)という独特の建築構造で江戸時代の1707年に完成し、300年の歴史を誇ります。善光寺のお詣りの中で印象的なものに、本堂の地下にある回廊を巡る「お戒壇(かいだん)巡り」があります。お戒壇巡りでは、床下の真っ暗な回廊を巡り、暗闇の中で「極楽の錠前」に触れると、錠前の真上の秘仏の御本尊様と縁が結ばれて、往生の際に仏様が迎えに来てくれるといわれています。
住所:長野市大字長野元善町491
長野市立博物館
長野市立博物館は長野市南部にある博物館で、川中島古戦場の八幡原史跡公園内に立てられています。「長野盆地の歴史と生活」をテーマに常設展示や特別展示などが行われています。長野盆地の歴史を成り立ちから学ぶことができ、常設展では川中島合戦のあらすじを紹介したビデオ、当時の文書や後世の甲陽軍鑑といった歴史的な書物も展示されています。
併設されているプラネタリウムではオリジナル制作の番組が放映されていて子供も楽しめる内容の番組も充実しています。
住所:長野市小島田町八幡原史跡公園内
長野県立歴史館
長野県千曲市にある「長野県立歴史館」は、長野県の歴史を古代から学ぶ事ができる歴史博物館です。古代から現代までの信州の歴史を、時代ごとに学べる「常設展示室」では、開催期間ごとに様々な展示がなされており、歴史に興味がある大人はもちろん小さな子供でも興味を持てる内容になっています。
住所:長野県千曲市大字屋代260-6
松本市美術館
世界的なアーティストとして知られる草間彌生さんの故郷、松本市にある「松本市美術館」には、常設展示として初期作品から新作まで草間さんの作品が展示されています。さらに作品に触れられるのは美術館の中だけではありません。ここでしか見られない水玉でデザインされた自動販売機、ベンチなどのスポットもあります。美術館前の広場にある巨大モニュメント「幻の華」は記念写真にもおすすめです。
長野には多彩な旅の楽しみがある
長野は大自然の中でアクティブに登山や湖遊びをしたり、寺社仏閣や博物館でじっくり長野の文化に親しんだりと、たくさんの旅の楽しみ方があります。長野旅行を考えている方は旅の参考にしてみてください。
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