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海も山も楽しめる!茨城の観光スポット15選


茨城県には「偕楽園」や「国営ひたち海浜公園」など有名な観光スポットがいくつもあります。今回は、茨城県の観光スポットについてご紹介します。

茨城県の定番の観光スポット

偕楽園

日本三名園のひとつに数えられる偕楽園は、水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって1842年(天保13年)に開園されました。領内の衆と偕(とも)に楽しむ場にしたいという願いから「偕楽園」と名づけられたといわれています。
約300ヘクタールという広大な敷地は、都市公園としてはニューヨークのセントラルパークに次いで世界第2位の面積を誇ります。

園内には約100品種3,000本の梅があり、早春に咲き誇るさまを見ようと多くの観光客が訪れます。初夏にはキリシマツツジ、真夏には孟宗竹や杉林、秋には萩の花やモミジが園内を彩ります。

徳川斉昭自らが設計した好文亭は、木造2層3階建ての本体と木造平屋建ての奥御殿からなり、文人や家臣、領内の人々を集めて詩歌や慰安会を催したといわれています。偕楽園の入園は無料ですが、好文亭は大人200円、小中学生100円の料金が必要です。

住所:茨城県水戸市常磐町1-3-3
※料金は2017年5月時点の料金

国営ひたち海浜公園

国営ひたち海浜公園は花と緑に囲まれた国営公園です。約200ヘクタールの園内は7つのエリアに分かれ、太平洋を見渡せるみはらしの丘や、たまごの森・スイセンガーデン・水のステージなど美しい景観の西口エリア、秋には紅葉を楽しめる泉の広場を中心とした南口エリア、観覧車やジェットコースター、ゴルフコースもあるプレジャーガーデンエリアなどがあります。

季節ごとにさまざまな花が園内を彩り、春にはスイセンやネモフィラ、夏にはバラやジニア、秋にはコキアやコスモスなどが見事に咲き誇るさまを楽しむことができます。
入園料は15歳以上410円、65歳以上210円、小中学生80円、6歳未満無料。プレジャーガーデンのアトラクションは別料金です。

住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
※料金は2017年5月時点の料金

霞ヶ浦

琵琶湖に次いで国内第2位の湖面積を誇る霞ヶ浦。夏には真っ白い帆を風いっぱいに張って進む観光帆引き船が湖面に浮かび、冬には多くの渡り鳥が飛来します。150種の野鳥や水生植物も生息しており、深度平均4mの湖水にはワカサギ、コイ、ハゼ、ブルーギルやブラックバスなどが生息しており、釣りを楽しむこともできます。

また、遊覧船などのクルージングも楽しむことができ、空気が澄んだ日には日光連山の男体山や富士山の雄姿を望むことができます。
霞ヶ浦大橋のたもとにある水のテーマパーク「霞ヶ浦ふれあいランド」のシンボルタワーからは筑波山や霞ヶ浦が一望できます。

竜神大吊橋

竜神大吊橋は竜神ダムに架かる橋です。その長さは375m。歩行者専用としては本州一の長さを誇り、安全性を考慮して一度に3,500人が渡れるように設計されています。
ダム湖面から100mの高さにあり、橋の上からの眺めは圧巻です。360度の大パノラマで、四季折々の大自然の移ろいを堪能できます。

対岸にはカリヨン施設「木精の鐘」(もりのかね)があり、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ音色が楽しめます。愛の鐘を鳴らすと幸福になるといわれ、しかも2人で押さないと鳴らないようになっているため、カップルはもちろん、家族や友達同士で鳴らしてみてはいかがでしょうか。渡橋料は大人310円、小人210円。利用可能時間8:30~17:00です。

住所:茨城県常陸太田市天下野2133-6
※料金は2017年5月時点の料金

筑波山

「西の富士、東の筑波」と並び称される筑波山は標高877m。日本百名山の中でも比較的登りやすい山として知られています。とはいえ、山を登るなら動きやすい服装やトレッキングシューズ、多めの水など最低限の登山の準備は必要です。無理せず山頂を目指そうと思えば、ケーブルカーやロープウェイでの移動が便利です。筑波山頂へは宮脇駅から男体山頂(871m)までを8分で結ぶケーブルカーと、つつじヶ丘駅から女体山頂(877m)までを6分で結ぶロープウェイがあります。

ケーブルカー宮脇駅のすぐ近くには筑波山神社があり、夫婦和合・縁結びの神として多くの人々が参拝に訪れます。神社境内の随神門近くにある幹まわり9.8m、高さ32mの大杉は樹齢約800年といわれています。
ケーブルカー、ロープウェイともに景観はすばらしく、関東平野を一望できます。

住所:茨城県つくば市筑波

ミュージアムパーク茨城県自然博物館

県内最大の自然保護区「菅生沼」のほとりにあるミュージアムパーク茨城県自然博物館は、自然体験型博物館です。エントランスを抜けるとそこには世界最大といわれる松花江マンモスや、世界最大級の植物食恐竜ヌオエロサウルス、日本最大級の生きている化石メタセコイアが出迎えてくれます。

その他、46億年の地球のなりたちを解き明かす隕石や筑波山周辺の地質模型などが展示されています。また15.8ヘクタールにおよぶ野外施設では化石のクリーニング(要予約)や12万5,000年前の貝化石の採集など、知的好奇心が刺激される活動がおこなわれています。料金は企画や利用施設により異なります。

住所:茨城県坂東市大崎700

遊園地・水族館などの観光スポット

アクアワールド茨城県大洗水族館

アクアワールド茨城県大洗水族館はサメの飼育数日本一を誇り、マンボウやラッコなど約580種68,000点の世界の海の生物に会うことができます。
1日4~6回開催される「イルカ・アシカオーシャンライブ」では、大洗の海をバックにユーモラスなアシカやダイナミックなイルカのパフォーマンスを楽しめます。
館内は9つのゾーンに分かれ、暗黒の海ゾーンでは幻想的なくらげ水槽や大陸棚に棲むキアンコウなど、光が届かない海に生息する生き物を間近で見られます。ミュージアムゾーンでは世界最大級のマンボウやサメの剥製を見ることができます。この他にも世界の海ゾーンや出会いの海ゾーンなど特徴的なエリアで珍しい海の生き物を観察できます。また、水量270トンのマンボウ専用水槽では6尾のマンボウがのんびり泳ぐさまが見られます。

料金は大人1,850円、小中学生930円、3歳以上310円。

住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3
※料金は2017年5月時点の料金

ダチョウ王国

ダチョウ王国はダチョウ飼育数日本一を誇る、国内最大のダチョウ観光牧場です。約200羽のダチョウだけでなく、アルパカやカピバラ、モルモット、ウサギなどの動物たちと直接触れ合うことができます。ポニー乗馬や牛の乳搾り体験などもあります。

園内のショップではダチョウ肉の入ったカレーやシチュー、ダチョウの羽根の直売などもあります。また、バーベキューハウスではダチョウ肉や超巨大ダチョウ卵目玉焼きも食べることができます。

観光ブルーベリー農園では、6月上旬から9月上旬にかけてブルーベリー摘み取り体験もできます。入場料は中学生以上900円、3歳以上600円。営業時間は10:00〜17:00(10月~2月は~16:00)。

住所:茨城県石岡市半の木14052
※料金は2017年5月時点の料金

つくばわんわんランド

つくばわんわんランドは世界のさまざまな犬たちと出会える犬のテーマパークです。個性豊かな犬と触れ合ったり、一緒に散歩することもできます。

園内には木造犬展望台「モックン」が設置され、犬の形をした展望台からは360℃の大パノラマが楽しめます。その高さは11mで、施設のシンボル的存在です。さらに2016年(平成28年)年3月に20周年を記念してリニューアルとともに、新しいシンボル「だっくん」が登場、小さい子どもも楽しめるアスレチックなどの遊具も一緒に加わりました。

わんわんステージでは芸達者な犬たちのショーを楽しむことができ、子犬展示館では園内で生まれた子犬たちを間近に見られます。
愛犬も入園可能でドッグランの利用は無料。ただ犬同伴では入ることができないゾーンもあります。

犬だけでなく、30匹の猫と触れ合える「ねこハウス」も人気です。こちらも犬を連れては入れません。料金は大人1,500円、こども700円。営業時間は10:00~17:00(11月~2月は~16:00)

住所:茨城県つくば市大字沼田579
※料金は2017年5月時点の料金

自然を楽しめるスポット

花貫渓谷

名馬里ケ淵から小滝沢キャンプ場まで、大小さまざまな淵と滝が連なる花貫渓谷。大自然の景観は春には色鮮やかな新緑が、秋には真紅の紅葉が、そして冬には真っ白な雪化粧など四季折々に表情を変え、特に渓谷にかかる汐見滝吊り橋からはすばらしい眺めを堪能できます。遊歩道が整備されており、ハイキングコースとしても最適です。
紅葉の名所としても知られ、秋には川沿いに生い茂る木々が左右からせり出して、鮮やかな紅葉のトンネルができあがるなど、多くの観光客が訪れる景勝地となっています。

11月中旬~下旬の紅葉の季節には紅葉まつりが開催され、紅葉期間中は環境整備協力金として駐車料金が必要で、普通車は500円です。

住所:茨城県高萩市大能地内
※料金は2017年5月時点の料金

千波湖

千波湖は日本三名園のひとつ偕楽園の下に広がる淡水湖です。この周辺は偕楽園の借景ともなっている自然豊かなエリアで、水戸黄門で知られる水戸藩第二代藩主徳川光圀が選定したとされる「千波湖八景」も今に伝わっています。

市制施行120周年を記念し、千波湖の西側周辺は「黄門像広場」として整備されました。湖には大噴水と小噴水が1基ずつ設置され、夜にはライトアップされます。幅30メートル、奥行き最大10メートルの木製の親水デッキも設けられ、デッキに埋め込まれたライトは夜には白鳥座の形に浮かび上がり、千波湖の景観をより幻想的なものにしてくれます。

湖畔にはソメイヨシノをはじめ、約750本の桜が植えられ、春には桜まつりも開催されます。期間中は桜のライトアップもおこなわれ、多くの人で賑わいます。

茨城県フラワーパーク

茨城県フラワーパークは花と緑の公園です。約30ヘクタールの広大な敷地には800品種30,000株の「バラのテラス」をはじめ、シャガは5,000㎡に100万株が自生しており、やまゆりの自生は12,000株、植栽された3,500株の紫陽花や10,000芽の福寿草など、園内のいたるところで優雅に咲き誇っています。

「ふれあいの森」には花のすべり台やアスレチック、展望塔、休憩所などがあり、大人から子どもまで楽しむことができます。請約書に記入すればペットを連れての入園も可能です。園内には地元産の新鮮野菜を販売している農産物直売所やレストランもあります。
開園時間は9:00~17:00(12月~1月は~16:00)。料金は季節により異なります。

住所:茨城県石岡市下青柳200

袋田の滝

久慈川の支流滝川に架かる袋田の滝は日本三名瀑のひとつです。高さは120m、幅73mで、古くからその名は知られ、西行法師がその景観を詠んだとされる和歌が今に伝わっています。滝の流れが大岩壁を四段に落下することから「四度(よど)の滝」とも呼ばれており、絹糸のような白い流れはたおやかに見えて、間近で見るとその力強さに圧倒されます。季節ごとに滝はさまざまに姿を変え、冬には真っ白に凍結することもあります。冬季には滝のライトアップや吊り橋のイルミネーションも施され、幻想的な光景を楽しむことができます。観瀑施設利用料は大人300円、子供150円。

住所:茨城県久慈郡大子町袋田3-19
※料金は2017年5月時点の料金

神社・寺など歴史を感じられる観光スポット

牛久大仏

巨大な仏像として知られる牛久大仏。その大きさは120mで、青銅製大仏としては世界最大とギネスブックにも認定されています。その手の平に奈良の大仏が乗ってしまうほどの大きさで、像の中にはエレベーターがあり、地上85mの胸部展望台まで行くことができます。展望台からは天気がよければスカイツリーや富士山まで見渡すことができます。胎内は5層に分かれ、展望台のほかに写経の間などがあります。

大仏が建つ浄土庭園は浄土真宗の施設ですが、宗教施設だけではなく、放し飼いのリスやウサギにエサやり体験ができる「小動物公園」や、春と秋にはお花摘みが楽しめ広大な広さを誇るお花畑もあり、四季折々の花が咲き誇るさまを見ることができます。

仲見世やお食事処もあり、茨城の特産品や大仏土産なども販売されています。拝観料は大人800円、小人400円(大仏胎内含む)。

住所:茨城県牛久市久野町2083

鹿島神宮

鹿島神宮は神武天皇の時代に創建と伝わる由緒ある神社です。日本全国にある鹿島神社の総本社でもあります。奈良時代になると国家の守護神として信仰されるようになり、また御祭神が武の神であることから武家からも厚く信仰されるようになったといいます。現在の社殿は徳川2代将軍秀忠に、また奥宮は徳川家康、楼門は水戸初代藩主徳川頼房により奉納されたものと伝わり、いずれも重要文化財に指定されています。

東京ドーム15個分にもおよぶ鎮守の森でもっとも古いとされるご神木は高さ約40mの杉で、樹齢約1300年といわれます。
悠久の彼方より今に伝わる聖域で、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1

さいごに

茨城にはいろいろな観光スポットがあります。大自然の絶景ポイントや歴史的建造物も多く、知的好奇心を刺激されるスポットも少なくありません。今回の記事を参考にして、楽しい旅のプランを立ててみてはいかがでしょうか。

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