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幻想的な千本鳥居が魅力!伏見稲荷大社


京都は国内でも有数の観光地です。たくさんある観光スポットの中でも、伏見稲荷大社は外国人観光客の人気も高く、人気観光スポットのひとつです。今回は、伏見稲荷大社について、見所や行事、周辺情報などをご紹介します。

伏見稲荷大社とは?

「お稲荷さん=稲荷神社」は全国に約30,000社あるといわれている神社で、朱塗りの鳥居と、狛犬の代わりにキツネが鎮座していることが特徴的です。日本の神社の中でもっとも数が多い「お稲荷さん」ですが、伏見稲荷大社は、その総本宮にあたります。
伏見稲荷大社は西暦711年から1300年以上続く由緒ある神社で、「五穀豊穣」「商売繁盛」「家内安全」「所願成就」の神として全国津々浦々から広く信仰されてきました。

【伏見稲荷大社の基本情報】
住所 京都市伏見区深草薮之内町68番地
電話番号 075-641-7331
参拝時間 24時間可能
拝観・閉館時間 8:30~16:30
休館日 年中無休
料金 一般参拝は無料(ご祈祷などは有料)
駐車場 バス20台分 無料(境外)
乗用車170台分 無料(境内)
※参拝者のみ

※2017年5月時点調査

伏見稲荷大社の見どころ

千本鳥居

お稲荷さんといえば朱塗りの「赤い鳥居」を連想する方は多いでしょう。伏見稲荷大社の最大の見どころは、赤い鳥居が連なる「千本鳥居」です。伏見稲荷大社の本殿から奥社奉拝所までの道にズラリと並ぶ赤い鳥居はまるで朱のトンネルのようで、とても神秘的です。
この鳥居は伏見稲荷大社を信仰している方が奉納したもので、希望すれば奉納可能です。初穂料は鳥居の大きさで175,000円~1,302,000円に分けられ、奉納場所によっても料金が異なります。興味のある方は、社務所(管理課)まで問い合わせてみてください。

おもかる石

千本鳥居を抜けた先にある奥社奉拝所に一対の石灯籠があります。この石灯篭に願い事をして石灯籠の頭の部分を持ち上げて、予想より軽ければ願い事が叶い、重ければ願い事は叶わないといわれています。

四つ辻

京都市内を一望できる見晴らしの良いスポットで、天気がよく空気が澄んでいれば、大阪の高層ビル群まで遠くにのぞむことができます。「お山巡り」までは難しいという方も、四つ辻までは行ってみてもいいのではないでしょうか。

お山巡り

奥社奉拝所を抜けて稲荷山に入っても鳥居は続きます。このまま聖域の稲荷山を巡ることを「お山巡り」といいます。お山巡りは約4キロの行程で、約2時間かかります。途中かなり急な坂道もありますので、全てまわるのであれば歩きやすい靴をはいていくことをおすすめします。

伏見稲荷大社の行事

伏見稲荷大社の主な年間行事です。
1月 歳旦祭(1/1) 大山祭(1/5) 奉射祭(1/12) 成年祭(成人の日)
2月 節分祭(2月節分の日) 初午大祭(2月初午の日)
4月 献花祭(4/1) 産業祭/献茶祭(4/8近くの日曜日) 水口播種祭(4/12) 稲荷祭(神幸祭)(4/20近くの日曜日) 稲荷祭(区内巡幸)(4月下旬)
5月 稲荷祭(還幸祭)(5/3)
6月 田植祭(6/10) 大祓式(6/30)
7月 本宮祭(「宵宮祭」本宮祭の前日:「本宮祭」7月土用入後初の日曜又は祝日)
10月 講員大祭(10月体育の日の前々日~前日) 献茶祭(10/24) 抜穂祭(10/25)
11月 献花祭(11/1) 火焚祭(11/8) 御神楽(11/8) 新嘗祭(11/23)
12月 大祓式(12/31)

多くの行事がありますが、春から夏にかけては行事が多く、4月下旬から約2週間かけて行われる稲荷祭は伏見稲荷大社の最重要な祭儀であり、神輿の巡幸もある華やかなお祭りです。
また7月の本宮祭では、境内から稲荷山全域に散在する石灯篭から献納提灯に灯を点す万灯神事が行われます。

伏見稲荷大社のアクセス

交通機関

電車

JR稲荷駅下車すぐ
京阪電車伏見稲荷駅下車徒歩約5分

市バス

JR京都駅から市バスC4乗り場より、南5号・竹田駅東口(稲荷大社経由)行き、稲荷大社下車 徒歩約7分

※2017年5月時点調査

伏見稲荷大社の周辺の見どころ

ぬりこべ地蔵

伏見稲荷大社からちょっと南の伏見区深草大門町の路傍に立っている石仏がぬりこべ地蔵です。
ぬりこべ地蔵は「歯痛」にご利益がある地蔵として有名で、全国から寄せられた歯痛平癒を願うハガキが小さな堂内に山積みになっています。歯痛でお悩みの方は一度訪れてみてはいかがでしょう。

伏見稲荷参道商店街

伏見稲荷大社の表参道の1本北側に「神幸道(裏参道)」があり、いろいろなお店が軒を連ねています。
名物はやはり「いなり寿司」。伏見稲荷は日本一いなり寿司が消費される場所で、お正月の3が日だけで25,000個以上もの数になるとか。伏見稲荷近辺の「いなり寿司」はほとんど三角形ですが、これはお稲荷さん所縁のキツネの顔や耳をイメージしているともいわれています。

また珍しいのが「スズメの焼き鳥」です。
この商店街では数店舗でスズメの焼き鳥を提供しています。五穀豊穣の神様でもあるお稲荷さんにちなんで、五穀を食べるスズメを退治するためにできたそうです。見た目が「スズメのまま」なのですが、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。

茶屋にしむら亭

稲荷山の中腹、四ツ辻にある茶屋「にしむら亭」は京都市内が一望できる離れ座敷席をもつお店で、江戸時代から150年あまり続いています。俳優の西村和彦さんのご実家としても有名です。
にしむら亭は、幕末の動乱期に伏見稲荷大社の参拝者の安全や便宜を守るためにふもとの庄屋西村氏が作った警護所兼休憩所が始まり。うどんやそばの麺類、丼類、いなり寿司などの食事に加え、わらび餅や抹茶デザートなども楽しめます。

さいごに

京都の観光スポットは多々ありますが、やはり伏見稲荷大社は外せないスポットのひとつです。
本殿から神が座する稲荷山へ続く千本鳥居は神秘的で、京都旅行の記念のフォトスポットとしても絶好の場所といえます。
伏見稲荷大社は、参道から稲荷山のお山巡り、裏参道まで順に観光すると半日ほどかかってしまいますが、時間が無い方は手短に回れるルートも取れます。
これから京都観光を計画される方は、ぜひ伏見稲荷大社も候補に入れてはいかがでしょうか。

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