飛行機の旅は狭いスペースに長時間座るので何かと疲れますね。早く家に帰ってゆっくりしたいですが、通常空港は市街地から離れています。そんな時に大変便利なのが空港内にある温泉。到着したら旅の疲れをすぐ癒して、快適な気分で家まで帰ることができます。また、急な飛行機の遅延や早めに空港に行って時間を温泉で過ごせば乗り遅れも防ぐことができますね。
今回は、国内での温泉がある空港の場所、どんな温泉か、おすすめの利用方法などの情報を紹介します。
国内のどこに温泉付きの空港がある？
空港から車で30分圏内に温泉がある空港は案外あるものの、空港の建物内にしっかり体が浸かれる温泉付きの空港は、「新千歳空港」と愛知県にある「中部国際空港」の2つです。
新千歳空港「新千歳空港温泉」
ひとつめに紹介する温泉付き空港は、北海道の空の玄関口である新千歳空港国内線ターミナルビルの4階にある「新千歳空港温泉」。北海道の旅の始まり、そして旅の終わりに極上のリラックスタイムを堪能してみてはいかがでしょう。「新千歳空港温泉」は10：00～翌9：00までの23時間営業。ターミナルビルが閉館しても稼働しているので、時間を気にせず空港で温泉を楽しむことができます。
お風呂は広々とした内風呂、露天風呂の2種類があります。塩分を含むナトリウム塩化物泉の天然のお湯を使用しているので、保湿効果が大変高く、お肌がつるつるになるとか。お風呂と一緒に高温サウナやミストサウナを利用してさらにリフレッシュするのもおすすめです。
アメニティはシャンプー、リンスはもちろんのこと、化粧水や乳液、あかすりタオルや浴衣まで揃っているので手ぶらでも問題ありません。
入浴後のおすすめの過ごし方
温泉に浸かった後は時間が許す限り、さまざまな和みの時間を空港で過ごしてください。
温泉で癒された身体をさらにリラックスしたい人には、岩盤浴や様々なエステやマッサージで更なる至福の時間を体験するのも良いでしょう。岩盤浴は6種類の鉱石を組み合わせ、目的ごとに3タイプの岩盤浴室を体験することができます。エステやマッサージは全5種類あり、タイやバリ式エステからアカスリまで全てが本格的です。北海道でのお仕事や観光で歩き回った疲れをしっかり癒したい方におすすめです。
お腹がすいたら北海道名物料理から定番まで豊富なメニューがあるお食事処に行きましょう。時間に余裕がある方は、リクライニングチェアとTVが完備された無料のリラックスルームがあるのでのんびり仮眠をとって疲れを癒やすのも良いでしょう。女性専用ルームもあるので女性の方も安心して利用できます。
中部国際空港セントレア「展望風呂 風（フー）の湯」
もうひとつの温泉付き空港は、中部圏と世界を結ぶ中部国際空港セントレアの「展望風呂 風（フー）の湯」です。ここは国内の空港で初めて導入された展望風呂。リラックスと非日常感を同時に楽しめます。
営業時間は８：００～２２：００と空港営業のほとんどの時間で利用することができます。浴室内は、広々とした展望風呂、寝湯風呂、ジャクジー、サウナと種類が豊富です。屋外デッキに出て飛行機を間近に眺めることもできます。特に朝の8時台は飛行機の出発ラッシュなので、飛び立つ飛行機と朝日とジェット音を感じながらの入浴を楽しむことができます。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、化粧水、乳液、クレンジングオイル(女性)、ヘアキリッド(男性)、ヘアトニック(男性)の無料アメニティが完備されています。料金にタオルとバスタオルのレンタルが入っているので持ち物を気にせず入浴してくださいね。
入浴後のおすすめの過ごし方
隣接している2種類のくつろぎ処でゆっくり休むことができます。
お腹がすいたらお食事処「風々茶屋」で、ひつまぶしやきしめんなどの名古屋めしをお座敷でリラックスしながら堪能できます。入浴＋生ビール＋枝豆がセットになって350円お得な湯上りセットもあるので、出張後などの疲れた体にエネルギーチャージしてみてはいかがでしょうか？
リラクゼーションスペース「グランフィネ」ではお風呂でも取れない疲れやより深いリラックスをお求めの人におすすめ。ボディケアやヘッドスパ、リフレクソロジーなどプロのトリートメントを受けられます。
足湯温泉が楽しめる空港
足湯を楽しめる空港もあります。場所は三か所で全て九州。鹿児島県の鹿児島空港、大分県の大分空港、そして福岡県の北九州空港にあります。
鹿児島空港「天然温泉足湯 おやっとさぁ」
鹿児島空港の一階全面通路出入口横にある「天然温泉足湯 おやっとさぁ」では、良質な天然温泉に浸かりながら足湯を楽しむことができます。日本の空港で初めて天然温泉を使用した足湯で、料金は無料です。
施設の屋根や柱などの木造の部分は県産材を使用しており、鹿児島県らしい温かみのあるスペースになっています。車いすの方もそのまま利用できるようにスロープや手すりも設置されています。
9：00～19：30の間で営業しているので時間があれば立ち寄ってみるのも良いでしょう。一階観光総合案内所でオリジナルタオルを200円で販売しているので空港足湯温泉の思い出としておすすめです。
大分空港「足湯」
日本一の温泉県である大分県の大分空港の「足湯」は別府温泉源泉かけ流しです。国内線の一階到着ロビーで11：00から18：00まで無料でオープンしています。
浴槽は大分県ヒノキ桶を使っています。また、ビニールソックスを無料で利用できます。
大分空港の手ぬぐいはここだけの限定販売。足湯エリアの壁には別府の湯けむりが立ち上がる夜景が描かれてあるので、記念撮影スポットとしても楽しむことができます。
北九州空港「足湯」
3階の展望デッキより広大な景色と飛行機を見ながら開放感あふれる足湯を楽しめるのが、北九州空港の「足湯」です。料金は大人100円、子供50円です。
一度に約20人も入ることができるので家族旅行でも周りを気にせずリラックスできます。窓からの景色は連絡橋を見ることができ、さらに爽快感が増します。営業時間は3月1日～10月31日が10：00～17：00、11月1日～2月28日が10：00～15：00です。
さいごに
いかがでしたか？空港での時間つぶしはもちろん、出張や観光の疲れを癒すのにとっても嬉しい国内の温泉付き空港は、空の旅をより楽しむ究極のリラックススペースです。機会があればぜひ利用してみましょう！
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