飛行機を初めて利用する場合、手荷物検査を受ける保安検査場での流れを知っておけばスムーズに手荷物検査を終えられます。今回は、手荷物検査を受ける空港内の保安検査場の流れ、注意点をまとめました。
※最新の情報については、公共交通機関(各航空会社やJR)のWEBページ等でご確認くださいませ。
保安検査場は手荷物検査を受ける場所
保安検査場は、飛行機の安全運行のために、搭乗前に搭乗者のボディチェックと機内に持ち込む手荷物の検査を行う場所です。空港に到着してから搭乗までの流れは次の通りです。
・搭乗手続き
・荷物を預ける
・手荷物検査
・搭乗
なお、ANAのオンラインチェックインやJALのタッチ&ゴーサービスを利用すれば、荷物を預けない場合はカウンターで搭乗手続きをせずそのまま保安検査場へ向かうことができます。
手荷物検査は、JALやANAなどの一般航空会社では、搭乗する飛行機の出発時刻20分前 までに終了しておく必要があります。ジェットスターやピーチ・アビエーションといったLCCの場合は30分前までです。学生の夏休みにあたる8月や帰省ラッシュの年末年始などは空港が混雑するため、時間に余裕を持って保安検査場での手荷物検査を受けましょう。
手荷物検査よりも前の、飛行機を乗るまでの流れについては、こちらの記事を参考にしてください
1時間前にいれば大丈夫!?空港に着いてから飛行機に搭乗するまでの時間
スキップサービスについては次の記事を参考にしてください
知っておくと荷物検査がスムーズに!空港内の保安検査場とは
保安検査場での手荷物検査の手順
保安検査場は、搭乗券のチェックをして金属探知機を通り、荷物をX線検査装置に通します。
eチケットお客様控えで保安検査場に入る
保安検査場にはバーコードリーダーが設置されており、eチケットお客様控えに記載された2次元バーコードを読み込み、保安検査場に入場します。
eチケットについてはこちらの記事を参考にしてください
初めてでも大丈夫!eチケットの使い方と当日の流れ
財布や鍵などの金属類を検査用のかごに入れて金属探知機を通過
保安検査場では、まず金属探知機のゲートをくぐります。財布や自宅の鍵をカバンから取り出すほか、ベルトのバックルなどの金属類を検査用のかごに入れましょう。また、上着のチャックも金属探知機が反応することがあるため、上着もあらかじめ検査用のかごに入れておきましょう。
金属探知機で金属反応が出た場合、再検査を受けなければなりません。場合によっては、ボディチェックを受けることもあります。
金属探知機で反応する可能性のあるものについてはこちらの記事を参考にしてください
金属探知機で反応する場合がある注意したい6つの持ち物
ペットボトルなどがある場合はかばんから取り出す
次の荷物はかばんの中に入れたままX線検査を受けると、再び検査を受けなければならない場合があります。以下はそれらの一例です。
・ペットボトル、食べ物
・飲み物などの液体類
・PCやタブレットなどの電子機器類
・ヘアスプレー
・ヘアアイロン
・ライター
上記の荷物はあらかじめ、カバンの中から荷物を取り出しておきましょう。
液体やスプレー、電池などの持ち込み制限については次の記事を参考にしてください
バッテリーを持ち込んでスマホを充電したい!飛行機に電池は持ち込める?
制汗剤や虫除けスプレー、飛行機にスプレーは持ち込める?
これって液体?飛行機で預けるときに要注意な液体まとめ
機内に持ち込める?飛行機内へのペットボトルの持ち込み方
荷物のX線検査を受ける
かごに入れたかばんから取り出した荷物を、X線で検査します。パソコンや危険物が入っていると再検査になることもあるので注意しましょう。ペットボトルに入った飲料水や食べ物、PC、タブレットなど電子機器類はX線での検査を受けても影響はありません。一方で、フィルムカメラで使用するフィルムには注意が必要です。X線検査は、写真フィルムに影響が出ることがあります。また、一部の空港では通常のX線検査に加え、CTスキャナーによる再検査が行われる場合があります。
機内に持ち込めないものは捨てる
保安検査場には、ハサミや工具などの条件によって機内へ持ち込めない荷物は、保安検査場にある廃棄箱に捨てる必要があります。荷物を捨てることがないよう、機内に持ち込めない荷物は事前に処分しておきましょう。なお、これらの持ち物は預けることができるので、機内には持ち込まずに荷物として預けましょう。
持ち込み荷物の制限に関してはこちらを参考にしてください
知っておくと安心!荷物の持ち込みの条件まとめ
焦らないよう事前に準備
取り出す荷物が多い場合、1つ1つ取り出していると時間がかかり、急いでいるときは搭乗時間に間に合わなくなることがあります。金属類をあらかじめ1つにまとめておく、PCやタブレットは別のカバンに最初から入れておくなど事前に準備すれば、焦らずスムーズに手荷物検査を受けられます。
保安検査場でよくあるトラブル
時期によっては、保安検査場が混雑する場合があります。各航空会社ともに国内線の場合、搭乗の20分前までに保安検査場を通過してくださいと案内しています。
また、国際線の場合は「出発の30分前までに搭乗口へ集合」としている航空会社もありますので、保安検査場へは早めに行きましょう。手荷物の中に液体物やハサミなどを入れたままにして、検査場で没収されてしまうことが多発しています。機内持ち込み制限品をよく確認して、事前に荷物から抜いておきましょう。
保安検査場での注意点
保安検査場で手荷物検査を受ける際にX線検査を通過する際は、上着は脱いでトレーに入れてください。また、パソコンや液体物もカバンから取り出し、トレーへ載せてX線検査を受けてください。
朝や夕方の出発便が多い時間帯も日常的に混雑するので早めに保安検査場に向かうようにしましょう。
さいごに
保安検査場とは、飛行機の搭乗前に機内に持ち込む手荷物の検査を受ける場所のことです。夏休みの時期や年末年始の時期は空港が混雑するため、あらかじめ金属類を1つにまとめておきましょう。また、機内に持ち込むことができない荷物を確認しておくと、時間もかからずスムーズに手荷物検査が終了します。
保安検査場でスムーズに手荷物検査を受けられるよう、捨てたくないものを手荷物検査に持ち込まないよう、事前に準備しておきましょう。
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