東京から福岡では日帰り旅行を楽しめる？日帰り旅行プランを紹介

九州最大の都市・福岡は、観光からグルメまで数多くの魅力にあふれており、いつかは観光に行ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、旅行に行く時間を確保するのは難しい方も多いはず。
東京から福岡までは遠いというイメージがありますが、飛行機を利用すれば日帰り弾丸ツアーだって無理なく楽しめます。今回は、格安料金で福岡日帰り旅行を存分に楽しめるプランをご紹介します。

東京-福岡間の交通アクセスはどれがお得？

東京－福岡までは、直線距離にして約886kmもあります。主な交通手段は、飛行機、新幹線、高速バスです。羽田空港またはJR東京駅から乗り継ぎ・乗り換えなしで行くことが可能です。
 
飛行機の場合は羽田空港－福岡空港間は平均搭乗時間約3時間30分、成田国際空港-福岡空港間では約2時間かかります。新幹線の場合は約9時間、高速バスの場合は約16時間30分（※交通事情により時間は変動）かかります。

時間の限られた日帰り旅行ならば、やはり飛行機の利用となるでしょう。羽田空港・成田国際空港からは格安料金で利用できるLCCが早朝便を運航しているので、できるだけ交通費を節約したいなら利用してみましょう。飛行機の始発便と最終便を活用すれば、約15時間も福岡に滞在できます。
 
※情報は2018年11月時点のもの。時刻は変更になる場合があります。

航空券をできるだけ安く手に入れるには？

JALやANAなど大手航空会社は、早めに航空券を予約すれば最大50%以上もオフになる早期購入割引を提供しています。2ヶ月半から1ヶ月前に搭乗する予定が決まっているならお得ですが、搭乗日が近くなるに連れて割引率は低くなります。

一方、LCC各社も早期割引サービスを行っています。LCCの場合は搭乗日数日前～前日でも、比較的割引率が高い傾向にあります（※割引プランによって変動）。
 
格安の航空券を予約する方法は次の記事も参考にしてください
安く旅行に行きたい！航空券を格安で買う5つの方法

まずは天神エリアへ

福岡空港の近くにある天神エリアは、九州最大のショッピング街として知られています。多くの店が軒を連ねる天神地下街を通り抜け、太宰府エリアへと向かいましょう。
 

福岡空港－天神駅［移動時間：12分　料金：260円］

福岡空港国内線旅客ターミナルビル地下からは、博多駅・太宰府方面に行く福岡地下鉄空港線を利用できます。空港からはこのほかにも路線バスが運行しています。地下鉄と同じ運賃ですが、交通事情によって所要時間が変動するので地下鉄での移動がおすすめです。
 

天神駅－天神地下街［散策時間：180分］－西鉄福岡駅－西鉄二日市駅－太宰府駅［移動時間：20分　料金：400円］

九州最大のショッピング街である天神は、デパートやファッションビルのほとんどが天神地下街で繋がっています。全長約590mの地下街には、服、雑貨、飲食店など全部で152店舗が軒を連ねています。石畳の床と唐草模様の天井が印象的な地下街は、19世紀のヨーロッパの街並みをイメージしているのだとか。広場の天窓から自然光が入るため、地下街特有の薄暗さはなく落ち着いた大人の雰囲気が演出されています。天神ならではの店もたくさんあるので、道中はショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

ランチは福岡名物の鯖を食べよう！

玄界灘をはじめ、日本海や東シナ海に近い福岡では、新鮮で質の高い魚介類を使った料理が人気です。特に、天神エリアは福岡名物のサバを味わえる店が点在しています。塩焼きやしめサバはお馴染みですが、福岡では刺身にタレとすり胡麻をかけて食べる郷土料理の胡麻サバが有名です。お昼時は行列になる店も少なくないため、太宰府に向かう前に早めに昼食を済ませておきましょう。

太宰府エリア

学問の神様・菅原道真を祀った太宰府天満宮を有する太宰府エリアは、福岡観光の目玉として外せません。参道は名物の梅ヶ枝餅のお店がずらりと並んでいます。
 

太宰府駅－太宰府参道－太宰府天満宮観光－宝物殿－菅公歴史館［散策時間：180分］

太宰府駅から徒歩8分の場所にある「太宰府天満宮」は、学問の神様としても有名な菅原道真を祀っている天満宮の総本社です。境内は天然記念物のヒロハチシャをはじめ、四季折々の花々を楽しめます。お参りを済ませたら、藤原道真縁の宝物など約5万点もの貴重な文化財を収蔵・展示している宝物殿、藤原道真の激動の生涯を博多人形で紹介している「菅公歴史館」へ向かいましょう。疲れたら、道中の参道で太宰府名物の梅ヶ枝餅を食べて一休みするのもおすすめです。梅ヶ枝餅は、粒餡を薄い餅生地で包み焼き上げたシンプルなお菓子です。かつて中央より九州の地へと追いやられた菅原道真のあまりにも悲惨な暮らしを見かねた老婆が、餅を梅の枝に差して差し入れたという伝説が元になっています。
 

菅公歴史館－九州国立博物館［散策時間：60~90分　観覧料：大人430円、大学生130円］

太宰府天満宮の主神・菅原道真は学問の神様として広く知られていますが、実は文化の神様としても崇められています。時代を代表する作家達が芸術作品を奉納してきたことから、太宰府天満宮ではアート分野にも力を入れています。その一環として、「九州国立博物館」の誘致にも一役買っています。博物館では、主にアジアの文化に関連した収蔵品を展示しています。1階には無料の体験型施設もあります。古来よりアジアとの交易で栄え、独自の文化を築いてきた九州がどのようにして現在に至るのか、楽しみながら学ぶことができます。金曜・土曜の週末は20時まで開館しているので、ゆっくり観覧できます。

中洲エリア

このエリアでは、ラーメン、おでん、焼き鳥など定番のグルメを味わえます。また、周辺にも数多くの飲食店があり、九州最大のグルメスポットとして毎夜たくさんの人で賑わっています。
 

九州国立博物館－西鉄二日市駅－西鉄福岡／天神駅－中洲川端駅［移動時間：約30分　料金：600円］－中洲屋台で夕食［散策時間：2~3時間］

福岡の夜を象徴する中洲の屋台で、いよいよ福岡観光の締めくくりです。太宰府エリアからは少し遠いですが、最寄り駅の中洲川端駅から那珂川方面に歩くと、豚骨味の博多ラーメンや居酒屋の屋台がずらりと並び、提灯の明かりが夜の街を彩っています。屋台をはしごするのも福岡旅行の醍醐味です。
 

中洲屋台－中洲川端駅－福岡空港［移動時間：約10分　料金：260円］

中洲川端駅からは地下鉄空港線で福岡空港まで向かいます。

さいごに

今回は、福岡の中心部を回るプランをご紹介しました。福岡にはこのほかにも魅力的なスポットが数多くあります。時間をうまくやりくりすれば、さらに多くの観光スポットに行くことも不可能ではありません。グルメやショッピングなど、目的を決めてスポットを巡る楽しみができるのも観光都市福岡ならではの楽しみ方です。時間がないけれど旅行に行きたいという人にこそ、福岡がおすすめです。興味のある人は、ぜひ福岡日帰り旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
 
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