兵庫県で観光といえば、神戸市内が真っ先に思い浮かぶ方も多いかと思いますが、それ以外にも魅力的なスポットがたくさん存在します。
神戸市内おすすめのスポットをはじめ、兵庫県内へ旅行を計画している方のために、厳選した兵庫県内の観光スポット12選をご紹介します。
神戸市内の観光スポット
神戸市内には、中華街で有名な南京町や異人館街など、港町ならではの国際色豊かな名所から、抜群の夜景を楽しむことのできる六甲山など、数多くの観光スポットがあり。さまざまな楽しみ方をすることができます。
1.神戸市三宮中心街
三宮は神戸市の中心で、山側に行くと異人館街、海側に行くとベイエリアになります。
JR。阪急電車、阪神電車の駅が集まる交通拠点でもあるので、大阪方面からのアクセスも便利で、神戸空港へつながるポートライナーの駅などもあります。
おしゃれなショップやカフェが多数立ち並ぶ中、グルメスポットもたくさんあります。三宮駅の北側から生田神社周辺などは特に飲食店が集中していて、神戸ビーフを食べることができるお店も数多くあります。三宮駅の南側には三宮センター街。センター街を抜けると元町へつながります。更に南側には神戸市役所庁舎があり、市役所の24階は展望ロビーになっています。料金無料で神戸の眺望が楽しめるほか、展望ロビーにはレストランとカフェもありますので、食事をしながら夜景を楽しむこともできます。
三宮を中心に神戸市内の観光スポットを回るには、シティ・ループバスが便利です。北野異人館や南京町、ベイエリアなどの主要スポットを1周約65分で巡ります。
緑を基調にしたレトロなデザインは「走る異人館」と呼ばれており、バスに乗るだけでも観光気分を味わうことができるでしょう。
<神戸市役所1号館24階>
開放時間(平日)
8:15~22:00
開放時間(土日祝日)
10:00~22:00
休館日
年末年始(12/29~1/3)、設備点検日年1日
※2017年6月時点調査
<シティ・ループ>
1回の乗車料金
大人(就学生以上) 260円
子供(小学生以下) 130円
1日乗車券
大人(中学生以上) 660円
子供(小学生以下) 330円
※1日乗車券には観光スポット割引サービスがつきます。
※2017年6月調査時点
2.北野異人館街
三宮から山側へ坂を登って行くと北野異人館街があります。長い坂があるため、登るのに苦労される方もいるかもしれませんが、坂の途中にも雑貨屋さんやカフェなどが多数あり、楽しむことができます。
北野の異人館街は明治時代に欧米人の居住地区として建築した西洋式の住宅が残存しているもので、異国情緒溢れる街です。当時は200以上の異人館が建てられたそうですが、阪神淡路大震災などを経て、今残っているのは30棟あまりとなっています。
中でも有名なのは、ドイツ人貿易商トーマス氏の居宅でレンガの建物と屋根の上の風見鶏が特徴の「風見鶏の館(旧トーマス邸)」、同じくドイツ人ハリヤー氏の居宅で外壁がうろこのように見える「うろこの家(旧ハリヤー邸)」などです。
北野界隈は外国人が多かったため、今でも異国料理の店がたくさんあります。中国、フランス、イタリア、スイス、インドなど多数の国の料理店があるので、食べ歩きも楽しみの1つです。
<風見鶏の館(旧トーマス邸)>
住所・電話番号
神戸市中央区北野町3-13-3
078-242-3223
営業時間
9:00~18:00(入館は17:45まで)
定休日
6月、2月の第1火曜日
入館料
500円
(高校生以下無料)
※2017年6月時点調査
<うろこの家(旧ハリヤー邸)>
住所・電話番号
神戸市中央区北野町2-20-4
078-242-6530
営業時間
(4月~9月)9:30~18:00
(10月~3月)9:30~17:00
定休日
年中無休
入館料
大人:1,050円
小人:200円
※ベンの家、山手八番館、英国館など8館・5館・3館共通パスあり
※2017年6月時点調査
3.神戸元町・南京町
三宮のセンター街を西に抜けると、神戸元町商店街が広がります。
神戸元町商店街は140年以上続く歴史ある商店街で、神戸開港に伴い外国からの品物が多数入ってきたことでさらに人が集まる契機となり発展していきました。そのため「日本初」が多い場所で、一説では商店街の舗装が日本初の本格的アスファルト舗装とか。他にも、柴田音吉洋服店は明治16年創業の日本人初のテーラー、神戸風月堂はゴーフルの発祥、本高砂屋は角きんつば発祥、神戸元町商店街に本店があるユーハイムはバウムクーヘンの発祥、放香堂は日本で初めてコーヒー豆を輸入して日本初の喫茶店をオープンしたなど「日本初」尽くしです。放香堂は2016年「放香堂珈琲店」として再オープンしました。当時の珈琲を再現しており、店内で飲むことができます。
神戸元町商店街のさらに南にいくと、日本に3カ所しかない中華街の1つ「南京町」があり、東西約270m、南北約110mの十字路を中心に100を超える店舗がひしめき合っています。店内に入ってお料理を楽しむほかにも、店舗の軒先にある出店で点心やスイーツをリーズナブルにいただくこともできます。
十字路のちょうど真ん中辺りにある「老祥記」は元々中国で転身包子(テンチンパオツー)とよばれていた饅頭を“豚饅頭”として生み出した元祖のお店です。豚饅頭だけを売るお店で、1個90円で3個からの購入ですが、1つが小ぶりなので地元の方の中には、数十個から100個単位で買う人もいるそうです。
<老祥記>
住所・電話番号
神戸市中央区元町通2-1-14
078-331-7714
営業時間
10:00~18:30(売り切れるまで)
定休日
毎週月曜日
※2017年6月時点調査
4.神戸港周辺
南京町付近から南側に進むと、神戸港に出ることができます。神戸港では、高さ22mの巨大な鯉が跳ねているオブジェ「フィッシュ・ダンス」がひときわ目を引きます。フィッシュ・ダンスの先には「メリケンパーク」があります。海沿いの公園で、敷地内には神戸港震災メモリアルパークとして阪神淡路大震災で被災したそのままの状態で保存されている場所があります。
メリケンパークを抜けると、帆船の帆と波をイメージした白い大屋根の神戸海洋博物館・カワサキワールドと、さらにその先には赤い鼓型のポートタワー、ハーバーランドの観覧車などがあります。
神戸海洋博物館・カワサキワールドは、神戸港に関する展示や川崎重工関連の展示物(新幹線やバイクなど)、川崎重工グループの最新テクノロジーを体験することができます。ポートタワー横の船着き場からはクルーズ船や遊覧船、レストランシップも多数出ているので、海から見る神戸港、神戸空港、明石海峡大橋などをクルージングしながら楽しむこともできます。
神戸港周辺は昼間も観光スポットとして楽しめますが、夜景もひじょうに綺麗です。時間があればぜひ暗くなってからの神戸港も観光してみてはどうでしょうか。
<神戸海洋博物館・カワサキワールド>
住所・電話番号
神戸市中央区波戸場町2-2
078-327-8983
営業時間
10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12/29~1/3)
料金
大人(高校生以上)600円
小人(小中学生)250円
※ポートタワー共通券
大人(高校生以上)1,000円
小人(小中学生)400円
※2017年6月時点調査
<ポートタワー>
住所・電話番号
神戸市中央区波戸場町2-2
078-391-6751
営業時間
3月~11月 9:00~21:00(最終入場20:30)
12月~2月 9:00~19:00(最終入場18:30)
休館日
年中無休
料金
大人(高校生以上)700円
小人(小中学生)300円
※神戸海洋博物館・カワサキワールド共通券
大人(高校生以上)1,000円
小人(小中学生)400円
※2017年6月時点調査
5.六甲山
神戸市中心部の地理は海と山をもとに説明されることも多く、南側が海で北側が山なので「山に向かってどっち」「海に向かってこちら」などと表現されることを耳にします。説明に出てくる北側の山が六甲山で、天然のランドマークとなっています。
六甲山は明治以降に外国人によって開発されたリゾート地が元になっていて、今では観光スポットの1つです。
六甲山頂には、神戸から大阪まで一望できる六甲ガーデンテラスやTENRAN CAFE、六甲オルゴールミュージアム、冬は人口スキー場となる六甲山スノーパーク、動物と触れ合える六甲山牧場やチーズなど乳製品などが美味しい弓削牧場など、多数の観光スポットと、六甲山ホテルなどの宿泊施設があります。
六甲山頂は広いため、山頂を運行するバスを使って周ると便利です。
六甲山頂からは神戸の100万ドルと称される夜景に加え、大阪まで見渡すことができます。
六甲山頂へ登っているだけの時間がないという方には北野異人館の西側にある「ビーナスブリッジ」がおすすめの夜景スポットです。六甲山頂よりずっと低い場所ですが、8の字の螺旋を描くループ橋から、すぐ足元に神戸の夜景を見ることができます。場所が分かりづらいため、タクシーの利用がおすすめです。
【六甲山のアクセス】
摩耶ケーブル利用
ルート
三宮から市バス18系統か2系統で摩耶ケーブル駅下車
摩耶ケーブルから摩耶ロープウェーに乗り換えて摩耶ロープウェー山上駅へ
料金
摩耶ケーブル 片道440円(子供220円) 往復770円(子供390円)
摩耶ロープウェー 片道440円(子供220円) 往復770円(子供390円)
ケーブル+ロープウェー
片道880円(子供440円) 往復1,540円(子供770円)
※大人は12歳以上、子供は6歳以上12歳未満
営業時間
摩耶ケーブル 始発10:00 終発17:40~21:00(時期によって異なります)
摩耶ロープウェー 始発10:10 終発17:30~20:50(時期によって異なります)
定休日
毎週火曜日(祝日の場合は翌日)※7/20~8/31は無休
※2017年6月時点調査
六甲ケーブル利用
ルート 三宮から阪急電車六甲駅へ移動、市バス16系統または106系統で六甲ケーブル下へ、六甲ケーブルに乗り換え六甲山頂駅下車
料金 片道 590円(子供300円)
往復 1,000円(子供500円)
※往復券は2日間有効
※大人は12歳以上、子供は6歳以上12歳未満
営業時間 7:10~21:10
定休日 無休
※2017年6月時点調査
6.有馬温泉
六甲山から更に北へ向かうと、日本三古湯として有名な温泉地「有馬温泉」があります。六甲山頂から六甲有馬ロープウェーに乗って約12分で到着します。
太閤豊臣秀吉が愛した温泉といわれており、有馬温泉の中心部の橋は「太閤橋」、近くの赤い橋は秀吉の妻の名前から「ねね橋」といい、たもとにねねの像が建っています。
有馬の湯は、豊富な鉄分で金色(茶色)に濁る「金泉」と、サラッとした透明の「銀泉」の2種類の温泉があります。宿泊なしでも楽しむことができ、立ち寄り湯や日帰りで温泉と食事付きのプランなどを用意している施設も多くあります。有馬温泉最大規模の施設である歴史探訪クアテーマパーク「太閤の湯」では26種類のお風呂や岩盤浴が楽しめ手ぶらで有馬温泉を満喫できます。さらに気軽に楽しみたいということであれば、日帰り温泉「金の湯」の前には無料の足湯があります。
<太閤の湯>
料金
(平日)大人2,400円 小人(小学生)1,200円 幼児(3~5歳)400円
(土・日・祝、年始、GW、お盆など) 大人2,600円 小人(小学生)1,300円 幼児(3~5歳)500円
営業時間
10:00~23:00(最終入館22:00)
休館日
2017年5月9日、9月5日・6日、218年1月10日
※2017年6月時点調査
<有馬温泉アクセス>
【三宮から】
三宮駅→市営地下鉄谷上駅→神戸電鉄有馬口駅→神戸電鉄有馬線有馬温泉駅 約30分
【大阪から】
阪急梅田駅→高速神戸鉄道新開地駅→市営地下鉄谷上駅→神戸電鉄有馬口駅→神戸電鉄有馬線有馬温泉駅 約60分
※2017年6月時点調査
7.明石海峡大橋
明石海峡大橋は兵庫県明石市と淡路島を結ぶ世界最長の吊橋です。明石市から淡路島へ渡るだけでも美しいな景色を楽しめますが、近くにはいくつかの観光スポットもあります。
明石海峡大橋のたもとにある「橋の科学館」は明石海峡大橋を紹介する施設で、建設記録から橋の詳細までさまざまなことを知ることができます。
橋の科学館から明石海峡大橋を挟んですぐ隣には、舞子公園があります。
舞子公園は明石海峡と大橋を望むことができる公園で、園内には数寄屋造近代和風建築の「旧木下家住宅」や「孫文記念館」「旧武藤山治邸」など多くの観光スポットがあります。その中でもおすすめは「舞子海上プロムナード」です。明石海峡大橋の橋桁の中に作られた遊歩道で、展望ラウンジやレストランがあります。「海上47mの丸木橋」では、強化ガラスの上を渡した丸木橋の上を歩くことができ、まるで超高層の丸木橋を渡っている感覚を味わえます。
さらに明石海峡大橋を学びたい方は「ワールドブリッジ」という明石海峡大橋の中の見学や、橋の管理路の見学、エレベーターで98階の橋の登頂まで行くことができるツアーもあります。
ワールドブリッジは予約制・定員制ですので、事前に公式HPで確認をお願いします。
<橋の科学館>
住所・電話番号
神戸市垂水区東舞子町4-114
078-784-3339
営業時間
3/1~7/19・9月~11月 9:15~17:00(入館は16:30まで)
7/20~7/31・8月 9:15~18:00(入館は17:30まで)
12月~2月 9:15~16:30(入館は16:00まで)
休館日
3/1~7/19・9月~2月 毎週月曜日(祝日の場合は翌日、繁忙期除く)と12/29~1/3
7/20~7/31・8月 無休
入館料
大人 310円
小中学生 200円
65歳以上 200円
※2017年6月時点調査
<舞子海上プロムナード>
営業時間
9:00~18:00(入館は17:30まで)
※GW・夏休みは9:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日
4月~9月:無休
10月~3月:第2月曜日(祝日の場合は翌日)と12/29~12/31
入館料
大人 (土日祝)300円 (平日)250円
70歳以上 (土日祝)150円 (平日)100円
中高校生 無料
※2017年6月時点調査
<ワールドブリッジ>
参加費用
大人 3,000円
中学生 1,500円(参加は中学生以上に限る)
実施日
4/1~11/30の毎週木曜日から日曜日と祝日、1日2回実施
実施時間
午前の部 受付9:15~9:30 ツアー実施9:30~12:10
午後の部 受付13:15~13:30 ツアー実施13:30~16:10
※2017年6月時点調査
神戸市以外の観光スポット
兵庫県内には、世界遺産である「姫路城」や、日本のマチュピチュとして話題にもなった「竹田城」など、まわっておきたい観光スポットが神戸市内以外にも数多くあります。
1.宝塚市立手塚治虫記念館
歌劇団で有名な宝塚市に手塚治虫記念館はあります。
手塚治虫記念館は、「自然への愛」「生命の尊さ」をテーマにして設立され、館内はまるで手塚治虫氏のマンガの1ページに迷い込んだような空間になっています。
1F入り口には火の鳥のモニュメント。エントランスは「リボンの騎士」の王宮をイメージしたホール。常設展示室は「火の鳥(未来変)」に搭乗する生命維持装置をモチーフにした設備に手塚治虫氏のゆかりの品や作品資料が展示されています。
手塚治虫氏に関するさまざまな資料が展示されているほか、記念館オリジナル作品3本を月替わりで上映するアトムビジョン、手塚治虫氏のほとんどのアニメ作品を視聴できる情報・アニメ検索機、作品のほとんどが揃うライブラリ、ジャングル大帝をイメージしたジャングルカフェ、記念館限定グッズなどを販売するミュージアムショップなど、手塚治虫ファンはもちろん、ファンならずとも十分に楽しむことができます。
<手塚治虫記念館>
住所・電話番号
宝塚市武庫川町7-65
0797-81-2970
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週水曜日(祝日、春休み・夏休みは水曜日も開館)
12/29~12/31
2/21~2月末日(メンテナンス休館)
※その他、臨時開館日・臨時休館日あり
入館料
大人 700円
中高校生 300円
小学生 100円
アクセス
JR宝塚駅、阪急宝塚駅から徒歩約8分
阪急宝塚南口駅から徒歩約5分
※2017年6月時点調査
2.淡路島
淡路島は北側の明石海峡、南側の鳴門海峡に挟まれていて、豊富な魚介類、島内で生産される野菜や畜産物など、食材の宝庫となっています。
春は海峡の急流にもまれて身が引き締まった鯛や淡路島の特産の甘い玉ねぎ、夏は脂が乗った鱧や明石のタコを楽しめるほか、秋は伊勢海老やアナゴ、ヒラメが美味しい季節で、冬は濃厚な旨みが自慢の「淡路島3年とらふぐ」やレタスなど1年を通してさまざまな食材が楽しめます。
また、松坂牛や神戸牛のルーツとなった「淡路牛」もあり、こちらは1年中いただくことができます。
島内には温泉も多数あり、須本温泉や南あわじ温泉郷には温泉施設もあります。宿泊はもちろん、日帰り入浴ができる施設もたくさんあります。
豊富な「花」も淡路島の特徴です。
淡路島北部の「あわじ花さじき」では大阪湾に面した丘に季節の花々が一面に咲き誇ります。春は菜の花やポピー、夏はひまわりやサルビア、秋から冬はコスモスやストックなど、年中楽しめます。
<あわじ花さじき>
住所・電話番号
淡路市楠本2865-4
0799-74-6426
開園時間
9:00~17:00
休園日
年末年始
入園料
無料(駐車場も無料)
※2017年6月時点調査
3.姫路城
兵庫県の西部姫路市には国宝で世界文化遺産の姫路城があります。別名「白鷺城」とも呼ばれる美しいお城ですが、2015年に完成した「平成の大修理」によって、更に美しく白い天守閣となりました。
姫路城は日本一の名城とも呼ばれているほどで、螺旋式の構造、5重6階の大天守閣と3つの小天守が櫓でつながる連立式天守閣は壮大で美しいです。
400年の姫路城の歴史の中で、戦で焼けることもなく、近代の戦災にも遭うことなく現存している城郭は貴重な文化遺産です。城内は昔のままで保存されているので、板張りの廊下、急な階段など見て回るのに少し苦労する所もあります。
姫路城見どころは巨大で美しい城郭以外にもあります。
城内の上山里丸という広場に井戸があり、この井戸は有名な怪談「播州皿屋敷」に出てきて「1枚、2枚…」とお皿を数える声が聞こえるといわれている「お菊井戸」だとされています。
一方で最新テクノロジーを使った「姫路城大発見アプリ」もおすすめです。
このアプリを使い姫路城内を歩くと、ARやCGを活用して解説をしてくれます。例えば、鉄砲を撃つ「狭間」がある土塀でアプリを使ってみると、城兵が鉄砲を射撃する動画がARで流れます。
このようなポイントが場内に15カ所あるので、解説や動画で楽しみながら場内を巡ることができます。
【姫路城】
住所・電話番号
姫路市本町68番地
079-285-1146(姫路城管理事務所)
開城時間
9:00~17:00(入城は16:00まで)
※夏季(4/27~8/31)は9:00~18:00(入城は17:00まで)
入城料
大人(18歳以上) 1,000円
小人(小中高校生) 300円
姫路城・好古園共通券
大人(18歳以上) 1,040円
小人(小中高校生) 360円
アクセス
JR姫路駅から徒歩約20分
JR姫路駅北口から神姫バス乗車、大手門前下車徒歩約5分
※2007年6月時点調査
4.城崎温泉
兵庫県内の日本海側には城崎温泉があります。
城崎温泉はミシュランが発行する旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で「寄り道をして訪れるべき場所」を意味する二つ星に選ばれた温泉地です。
城崎温泉の名物は「外湯めぐり」です。いろんな温泉地で外湯めぐりがありますが、発祥は城崎温泉といわれています。城崎温泉の中には「地蔵湯」「さとの湯」「柳湯」「一の湯」「御所の湯」「まんだら湯」「鴻の湯」の7つの外湯があります。1か所600円~800円ほどかかりますが、1日ぐるっと入り放題の外湯めぐり券「ゆめぱ」を買えば(大人)1,200円(子供)600円で7つ全部の温泉に入り放題です。
城崎温泉は冬にはカニが有名など、日本海で獲れる海産物グルメを楽しむことができます。また、城崎温泉は但馬地方にあり、ここで育てられる但馬牛は神戸ビーフと共に日本を代表するブランド牛のひとつです。
<城崎温泉観光協会>
住所・電話番号 豊岡市城崎町湯島357-1
0796-32-3663
5.竹田城天守跡
竹田城跡がある朝来市和田山町は兵庫県の中心部に位置しています。元々観光地としては全くの無名だった場所ですが、数年前に竹田城跡が「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と呼ばれるようになったことで、観光スポットとして認知度が高くなりました。
その名の通り「城跡」なので天守閣などの構造物はありません。残っているのは石垣だけなのですが、時々城跡より下に朝霧が立ち込めることがあり、その「雲海に浮かぶ石垣」の姿が「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と呼ばれる所以です。
また、竹田城跡は平成24年に「恋人の聖地」の認定を受けており、竹田城跡の幻想的な風景を見ようと来る方のみならず、恋人たちの聖地としてくるカップルなども数多く訪れます。
なお、雲海に浮かぶ竹田城跡が見られるのは「晩秋の良く晴れた早朝」です。もっとも朝霧が発生しやすい時期は9月~11月、明け方から8:00頃までがチャンスです。必ず見ることができるわけではありませんのでご注意ください。
【竹田城跡基本情報】
住所
朝来市和田山町竹田古城山169番地
電話番号
(朝来市役所産業振興部観光交流課)079-672-4003
入城時間
3/1~5/31 8:00~18:00(最終登城17:30)
6/1~8/31 6:00~18:00(最終登城17:30)
9/1~11/30 4:00~17:00(最終登城16:30)
12/1~1/3 10:00~14:00(最終登城13:00)
※1/4~2月末は入場不可
※城跡内の見学時間は30分から60分かかります
料金
大人(高校生以上) 500円
中学生以下 無料
年間パスポート 1,000円 1人/1年
アクセス
JR竹田駅から徒歩約40分、タクシーまたは天空バスで約20分
※2017年6月時点調査
さいごに
兵庫県内にはたくさんの観光スポットがあります。神戸市内の観光スポットはもちろん楽しめますが、それ以外の地域にも楽しめるスポットがたくさんです。
ぜひ兵庫県観光を計画する際の参考にしてください。