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飛行機の株主優待割引とは?利用方法は?早割購入割引とどちらがお得か紹介!

航空券には多くの割引があります。中でもおすすめなのは、株主優待割引・早期購入割引の2つです。今回の記事では、株主優待割引と早期購入割引を比較しました。
※最新の情報については、公共交通機関(各航空会社やJR)や公共施設のWEBページ等でご確認くださいませ。

飛行機の株主優待割引、早期購入割引とは?

株主優待割引と早期購入割引はどちらも、正規航空券(ノーマルチケット)よりもお得に航空券を予約できる割引です。

株主優待割引は当日に予約する場合にお得な割引

株主優待割引とは、その航空会社の株主優待券を利用した割引です。正規航空券の料金である普通運賃の50%割引で予約できます。旅行代理店で予約する場合、これに加えて取引手数料(仕入金)がかかります。当日に格安の航空券を予約できることや、早期購入割引とは異なり、お盆や正月といった繁忙期でもお得な航空券を予約できる点がメリットです。

株主優待割引を利用できる航空会社は「JAL」「ANA」「スターフライヤー」などです。

株主優待割引については次の記事も参考にしてください
当日に格安で予約するならこれ!飛行機の株主優待券ってなに?
急な出張でも大丈夫!格安の航空券を当日に予約する方法

早期購入割引とは搭乗予定日から起算して予約のタイミングが早いほど料金がお得になる割引

早期購入割引とは、JALやANAといった一般航空会社で利用できる割引です。搭乗日に対して早いタイミングで予約をするほど安い料金設定の航空券を予約できます。早期購入割引を利用できる航空会社は「JAL」「ANA」「スターフライヤー」「スカイマーク」「ソラシドエア」「エアドゥ」「フジドリームエアラインズ」「アイベックスエアラインズ」です。ジェットスターなどのLCCでは利用できません。

早期購入割引については次の記事も参考にしてください
航空券を格安で取得するならこれ!飛行機の早期購入割引とは?
早期購入割引はどのタイミングで予約すればお得?

利用方法や予約の流れは?

株主優待券は、旅行会社の株主優待割引プランを利用する他、金券ショップ等で購入することができます。
購入後は、航空会社のカウンター、各社の窓口、Webサイトなどで利用します。Webでの手続きは、株主優待券に記載された「優待番号」を航空券購入時に登録するだけで、購入方法などは通常の航空券と同じです。席数に限りがあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。なお、株主優待券が使用できるのは国内線のみです。※後日の登録が必要な航空会社もあります。

料金を比較した場合は?

予定が決まっているのであれば早期購入割引のほうが安いことがほとんど

予定があらかじめ分かっている場合は、早期購入割引のほうがお得なことがほとんどです。早期購入割引は最大で75日前までのご予約でお安くなる運賃があります。次の表は、羽田空港-福岡空港間の航空券の価格を株主優待割引と早期購入割引75日前、3日前とで比較した表です。

運賃の種類 JAL ANA スターフライヤー
株主優待割引 31,630円
株主優待割引:24,130円
仕入金:7,500円
37,180円
株主優待割引:24,180円
仕入金:13,000円
30,680円
株主優待割引:23,680円
仕入金:7,000円
早期購入割引3日前 24,460円(セイバー) 40,180円 37,180円
早期購入割引75日前 13,460円(スペシャルセイバー) 13,460円 12,780円

JAL・ANAの早期購入割引75日前と株主優待割引の料金を比較すると18,000円~23,000円程度の料金差があります。そのため、出張や旅行のスケジュールが既に決まっている場合は、早期購入割引の利用がおすすめです。

※2023年8月調査時点での料金
ANA:2023年11月28日 羽田空港19:00発-福岡空港21:00着
JAL: 2023年11月28日 羽田空港18:40発-福岡空港20:35着
スターフライヤー:2023年11月28日 羽田空港18:25発-福岡空港20:30着

当日に航空券を予約するなら株主優待割引のほうがお得

早期購入割引は当日は予約ができず、前日または3日前までに予約しておく必要があります。前日の場合は、早期購入割引のほうがお得ですが、当日に航空券をご予約する場合は、株主優待割引がお得です。

次の表は羽田空港-福岡空港の普通運賃と株主優待割引の料金を比較した表です。

運賃の種類 JAL ANA スターフライヤー
株主優待割引 31,630円
株主優待割引:24,130円
仕入金:7,500円
37,180円
株主優待割引:24,180円
仕入金:13,000円
30,680円
株主優待割引:23,680円
仕入金:7,000円
普通運賃 47,780円(フレックス) 47,880円(フレックス) 46,880円

羽田空港-福岡空港では、株主優待割引は普通運賃と比べて10,000~16,000円程度お得になります。また、お盆などの旅行シーズンは株主優待割引のほうが安くなるケースがあります。

※2023年8月調査時点での料金
ANA:2023年11月28日 羽田空港19:00発-福岡空港21:00着
JAL: 2023年11月28日 羽田空港18:40発-福岡空港20:35着
スターフライヤー:2023年11月28日 羽田空港18:25発-福岡空港20:30着

マイルの積算率については株主優待割引と早期購入割引は一緒の割合

株主優待割引と早期購入割引のマイルはおおむね同じ割合で貯まります。多くの株主優待割引では区間基本マイレージに対する積算率が75%で、早期購入割引も同じく75%となっています。

マイルを効率良く貯める方法は次の記事も参考にしてください
知っておくと便利!効率の良いマイレージのポイントの貯め方とは?
ビジネスマン必見!出張でマイルを貯める3つの方法

制限が少ないのは株主優待割引

早期購入割引と比べて、株主優待割引は制限が少ないのが特徴です。株主優待割引の特徴は一般に次の通りです。

・予約は2ヶ月前から可能で、購入期限は予約日を含めて3日以内
・予約期限は搭乗日の当日まで
・予約の変更が可能
・早期購入割引などの割引と比べてキャンセル料が安く、路線ごとに分かれている(早割は運賃の50%相当額が多い)
・航空券の有効期間は発券日の翌日から起算して1年間
・事前にファーストクラスの予約が可能

株主優待割引は、搭乗する飛行機の出発前まで予約を変更することができます。

早期購入割引は予約の変更ができません。スケジュールの急な変更などで搭乗する予定の飛行機に搭乗できない場合、航空券予約をキャンセルして、予約しなおす必要があります。

JALの飛行機の株主優待割引の特徴とは?

JALの株主優待割引チケット予約では、予約時には株主優待券は不要です。ただし、購入前に(通常、予約後3日以内に)株主優待番号をJALウェブサイトなどで登録が必要です。ファーストクラスやクラスJの予約が可能で、普通運賃を50%引きにし、追加料金なしで利用でき、ファーストクラスの利用がお得な選択肢となります。

ANAの飛行機の株主優待割引の特徴とは?

ANAで株主優待割引チケットを予約時、予約・購入時には株主優待番号は不要です。ただし、チェックイン前に株主優待番号をANAウェブサイトなどで登録が必要です。プレミアム株主優待割引制度もあり、割引率は路線により異なりますが、約40%引き程度。通常席を50%引きにして、プレミアムクラスの料金を加算した価格です。プレミアムクラス利用は非常にお得な選択肢となります。

スターフライヤーの飛行機の株主優待割引の特徴とは?

スターフライヤーで株主優待割引チケットを予約時、予約・購入時には株主優待番号は不要です。ただし、チェックイン前に株主優待番号をスターフライヤーウェブサイトなどで登録が必要です。割引率は、普通運賃の50%で、STAR LINKマイル積算率は75%です。

さいごに

早期購入割引は予定が決まっている場合、株主優待割引はお盆や年末年始の時期、急な出張の場合におすすめの割引です。スケジュールがまだ分からず、急な予定が入りそうな場合には株主優待割引がおすすめです。

株主優待券と早期購入割引の航空券を選択肢に入れ、自分が予定する出張や旅行に合わせて検討してみてください。

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