スマホで手軽におしゃれな写真が撮れるようになった今、SNS映えするフォトジェニックスポットが注目を集めています。石川県の金沢には、素敵な写真が撮れるフォトジェニックスポットが満載です。カメラ女子にぴったりのおすすめスポットをまとめました。
金沢の歴史を感じるフォトジェニックスポット
金沢城
金沢の代表的な観光スポットの一つでもある金沢城は、国の史跡に指定されている歴史ある建造物です。石川門や菱櫓といった多くの歴史的建造物が復元されており、当時の面影を見ることができます。金沢城のある金沢城公園はひじょうに広く、見どころも数多くあるので、金沢城で撮影をするときは事前に撮影スポットの場所をチェックしてルートを作っておくと効率よく回ることができます。
また、金沢城は夜間にライトアップがあるため、昼間とは趣の異なる美しい金沢城の姿を楽しめます。ライトアップの内容は季節ごとに変化するため、いつ訪れても楽しめるフォトジェニックスポットです。
長町武家屋敷跡
長町武家屋敷跡は、かつて加賀藩時代の藩士が住んでいた武家屋敷跡が残る場所です。加賀藩の上流から中流階級の藩士の侍屋敷が立ち並ぶ様子は、まるでタイムスリップしてしまったかのような雰囲気があります。土塀と石畳の続く路地は歴史を感じさせる重厚な佇まいです。落ち着いた雰囲気の写真を撮るには絶好のスポットです。
妙立寺(忍者寺)
妙立寺は別名「忍者寺」と呼ばれています。妙立寺が忍者寺と呼ばれているのは、忍者の技法を凝らしたさまざまな仕掛けが寺の敷地内に施されているからです。内部は非常に複雑な造りをしており、ガイドツアーも開催されています。
外観は二階建てなのに、内部は七層の四階建てになっている不思議な構造のほか、本堂の床に埋め込まれている落とし穴式賽銭箱や隠し階段など、奇妙な仕掛けも数多くあります。
アーティスティックな写真を撮影できるフォトジェニックスポット
金沢駅
金沢駅は、世界のもっとも美しい駅14選に選出されたことのあるフォトジェニックスポットです。独特の形状をした「鼓門」と「おもてなしドーム」が特徴的で和洋が入り混じったデザインは一目で金沢駅と分かるインパクトある建物です。夜は駅全体が美しくライトアップされ、昼間とは趣の異なる景色を見せてくれます。
鈴木大拙館
鈴木大拙館は、金沢出身の仏教哲学者である鈴木大拙の記念館です。日本の禅の思想を世界に広げた鈴木大拙は、近代日本最大の仏教学者とも呼ばれています。鈴木大拙館が人気な理由は、他の美術館にはない独特の雰囲気です。館内は禅の世界観を体現するべく、落ち着いた空間に統一されています。展示品はほぼなく、無の空間を体感できるようになっています。谷口吉生の設計による建築は無駄のないシンプルなデザインで、記念館とは思えないほどのスタイリッシュな空間となっています。コンクリートのプールに水が張ってある「水鏡の庭」は、写真映えはもちろん、見ているだけで心が穏やかになる不思議な空間です。
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館は、真っ白い箱のような外観が特徴で、ここでしか見ることのできないさまざまな現代美術作品が展示されています。金沢21世紀美術館でもっとも有名なのが「スイミングプール」という作品。プールの内側と外側からお互いを見ることのできる不思議な展示物で、内部から写真を撮れば、まるでプールの中にいるような不思議な写真が撮影できます。その他にも、ラビットチェアと呼ばれるウサギの耳のような形をした椅子に座ってのポートレート撮影も人気があります。
金沢の自然の魅力を写真に残そう
兼六園
兼六園は金沢でもっとも有名な観光地のひとつで、水戸偕楽園、岡山後楽園と並ぶ日本三名園の美しい庭園です。さまざまな時代の手法を取り入れ、多彩な表情を見られる廻遊式の庭園です。フォトジェニックスポットとしても人気があり、四季折々の自然の風景を撮影できます。兼六園内の代表的なスポットで、金沢のシンボルでもある徽軫灯籠は、観光に訪れたらぜひ抑えておきたい撮影ポイントです。
卯辰山公園
卯辰山公園は、金沢市内を一望できる卯辰山の山麓にある公園です。記念碑や文学碑など、金沢の歴史にちなんだ史跡が数多くあり、金沢の歴史に興味があるなら一見の価値があります。また、12品種8,000本のツツジなどが階段式に植えられている花木園は、鮮写真映えする壮観な光景です。花菖浦園では約100種20万株の花菖浦が植えられているほか、2,900株のアジサイも植え込まれているなど、さまざまな花の饗宴を楽しめます。
卯辰山公園でもっとも美しいと言われているのは、望湖台と呼ばれる見晴らし台です。金沢市内を一望できる景観スポットとして地元の人にも親しまれています。また、夜景の撮影スポットとしても知られています。
美味しいグルメの写真を収められるフォトジェニックスポット
ひがし茶屋街
ひがし茶屋町は、金沢の茶屋町の中でもっとも規模の大きい街です。江戸時代に誕生したひがし茶屋街は、歴史を感じさせるレトロな街並みが特徴です。土産物やお茶屋など、風情あるお店が立ち並び、まさに街全体がフォトジェニックなスポットといえるでしょう。
メインストリートを一歩外れると細い路地が多く、路地裏で雰囲気のある撮影もできます。そして、ひがし茶屋町の中で忘れてはいけないのが、名物の金箔ソフトクリーム。きらびやかな金箔をふんだんに使った贅沢なソフトクリームはSNS映えします。
近江市場
近江市場は「金沢の台所」とも呼ばれ、金沢のさまざまな食が集まる場所です。新鮮な海の幸をはじめとしたおいしい食材の数々が並び、地元ならではの品揃えで見ているだけでも楽しめます。旬の食材は、味のおいしさはもちろんのこと、写真の題材としても魅力的です。色鮮やかな果物や、つやつやの魚介類などを写真に収めれば、SNS映えする1枚になることでしょう。
ユニークな写真で“いいね”間違いなしのフォトジェニックスポット
大野からくり記念館
大野からくり記念館は、金沢で活躍した幕末の科学技術者である大野弁吉の業績を紹介し、貴重なからくり人形の数々を展示している記念館です。精巧なからくりの仕掛けを学んだり、実際に動くからくり人形に触れることもできます。
大野からくり記念館の建物は、北前船をイメージしたユニークなデザインです。建築物としても評価が高く、展示物の撮影だけでなく建物の撮影もおすすめです。館内には、江戸時代のからくり人形などの貴重なものから、見た目も愛らしいレトロな雰囲気のからくり人形まで、実に多くのからくり人形が並んでいます。写真撮影を楽しみながら、自分のお気に入りの一体を探してみてはいかがでしょうか。
金沢市立安江金箔工芸館
金沢市立安江金箔工芸館は、金沢の代表的な伝統工芸である箔押しの技法や技術を後世に伝えるために造られた工芸館です。金箔作りの技法や歴史、美しい金箔の展示品を見ることができます。
一万分の一ミリメートルというひじょうに繊細で薄い金箔を用いて作られたさまざまな展示物は、見ているだけでうっとりするような豪華さです。金箔の展示以外にもさまざまなイベントが開催されており、普段はお茶屋でしか見ることができない芸妓遊びなど、期間限定で金沢の文化を身近で感じられる貴重な企画が数多くあります。
さいごに
観光名所の多い金沢には、フォトジェニックスポットがたくさんあります。カメラを持って観光地巡りを楽しみながら、一味違った素敵な写真を撮ることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。