重ね焼きが特徴!広島風お好み焼き
広島グルメの代表格といえばお好み焼きです。広島風お好み焼きの特徴は生地と具材を混ぜずに焼く「重ね焼きスタイル」にあります。まずは小麦粉で作った生地を鉄板上でクレープのように円形に広げましょう。その上にキャベツやもやし、豚肉を重ねていきます。具材はもちろん、焼き方にも個々のお店のこだわりがあり、仕上げの過程で上から押さえつけるか否かも異なります。平らに焼くタイプとふわっとした状態で仕上げるもののどちらが自分の口に合っているかを探してみるのも楽しいかもしれません。オーソドックスなものは豚肉、玉子、そばの入った「肉玉そば」です。そのため、お店で何を頼むか悩んだときは肉玉そば(そば肉玉)を注文してみると良いでしょう。広島ではヘラを使って食べるのが一般的ですが、食べにくいと感じたならお箸で食べても大丈夫です。行列に並ぶことを覚悟すべき大人気店の1つは広島市中区幟町などにある「八昌」です。良質な食材を使用することにこだわっている名店なので広島に行ったときにはぜひとも足を伸ばしたいお店です。
ぷりっぷりの牡蠣は牡蠣小屋で!
同じく広島グルメの定番といえば、生産量全国1位を誇る牡蠣です。島や岬に囲まれた広島湾は、おいしい牡蠣が育つのに適した環境で栄養の豊富な牡蠣に恵まれています。小さい殻の中に大きくプリッとした牡蠣が詰まっており濃厚な甘みを持っています。広島県広島市宇品海岸の広島みなと公園内にある「かき小屋宇品店」は長蛇の行列に並ぶことが必至な牡蠣小屋です。採り立ての新鮮な魚介類に出会えるのが牡蠣小屋の魅力です。例年10~5月までの間なら牡蠣を食べられますが、その旬は1~2月です。牡蠣を目当てに行くならば冬の間に行くのが良いでしょう。
上品でさっぱりした味わいが魅力的!あなごめし
広島人にとっては一般的なメニューでも、観光客にはあまりなじみのないメニューもあります。たとえば広島観光の人気スポットである宮島の名物「あなごめし」もその1つです。うな丼のうなぎの代わりに瀬戸内海で獲れるあなごを使用したメニューで、上品でさっぱりとした味わいが特徴です。さらにご飯を炊くときにもあなごのだしを使用することが多いため、ご飯にもあなごの味がしみ込んでいます。1901年に創業した「うえの」は、あなごめしの名店です。宮島に本店があり広島三越にはイートインがあります。もともとは駅弁の販売から始まったお店なので地元の方にとってもお弁当のイメージの強いお店です。広島旅行の際にはぜひできたてほかほかのあなごめしを食べてみてください。お弁当よりも脂の乗ったあなごを楽しめます。
漫画でも紹介!ウニクレソンってどんな味?
広島県の隠れたご当地グルメ「ウニクレソン」。ウニとクレソンをバターで炒めた簡単な料理ですが、漫画で紹介されたこともあって人気を高めつつあります。広島県内のお好み焼き店ではウニクレソンを食べられるお店も増えてきていますが、発祥の地は広島市中区にある「オーバーナイトレストラン 中ちゃん」です。写真だけでは味の想像のつきにくいメニューなので、ぜひとも現地で「元祖メニュー」を食べてみたいところです。
現地でしか食べられない名店の味を楽しもう!
広島県にはお好み焼きや牡蠣料理のような定番グルメ以外にも、あなごめしやウニクレソンなど一風変わったメニューも多くあります。行列に並ぶと観光の時間が短くなってしまいますが、行列に並んで名店の味を楽しむのも旅の醍醐味でしょう。ここでご紹介したお店はすべて人気店なので悩んだときには参考にしてみてください。きっとおいしい広島グルメに出会えるはずです。