年齢制限あり？非常口座席を予約する際の注意点

非常口座席は前に座席がなく足を伸ばしてゆったりできます。しかし、非常口座席を予約するには条件があります。今回は非常口座席を予約する際の注意点についてまとめました。

非常口座席とは？

非常口座席とは、左右の非常口を結ぶ通路の後方にある座席です。非常口座席は前に座席がなく、足を伸ばして機内でゆっくりと過ごせるメリットがあります。

しかし。非常口座席を予約するには条件があるので、注意しましょう。

非常口座席の予約条件

非常口座席を利用するための条件は次の通りです。

・満15歳以上
・搭乗の際付き添いの方や係員の手伝いの必要がない乗客
・航空機ドアの開閉等、緊急脱出の援助を実施できる乗客
・脱出手順の案内や乗務員の指示を理解し、他の乗客に口頭で伝えられる乗客
・緊急時に同伴者の援助をする必要がない乗客
・緊急脱出の援助を実施に対し同意できる乗客
・日本語または英語で会話できる乗客

14歳未満、子供連れ、お手伝いが必要な乗客は予約できない理由

緊急時に、客室乗務員の指示に従い、際は一定の体力・実行能力などが必要です。日本国内では労働基準法において満15歳以上であれば労働可能、医薬品の成人は満15歳以上であることと同様の基準から、14歳未満は予約ができません。

子供連れ、手伝いが必要な乗客は緊急時の援助に専念できないため予約できません。

緊急時の援助の内容

緊急時の援助の内容は次の通りです。

・客室乗務員が非常口を完全に開放するまでの間、他の乗客員を制止
・客室乗務員の指示に従い、機外が安全だということを確認し、非常口ドアを操作し開放
・脱出スライドが膨らんだ後、他の乗客を迅速に脱出させる
・脱出スライド、脱出口下で後から脱出する乗客の援助
・迅速に飛行機から遠くへ離れて避難を促す声がけ

体調が悪くなった場合は？

非常口座席に座ったものの、機内で具合が悪くなった場合、座席を変更する場合があります。具合が悪くなった時点で利用する航空会社の予約係員、空港係員、客室乗務員に申し出ましょう。

さいごに

非常口座席は前に座席がなく、広々とした座席でフライトを楽しめますが、予約するには条件があります。援助に関して了承したものの、援助ができなかった場合は、罰則規定はありません。

非常口座席を予約したいと思っている人は、条件を確認してから予約しましょう。
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