海外旅行中のワンシーン、こんなときに英語でなんて言うの?
挨拶やお礼は誰もが知っている英語ですが、もう一歩進んだ英語が話せると旅行中のちょっとした場面でスマートに対応することができます。旅行中によくあるのが、チェックイン時刻のだいぶ前にホテルに到着してしまったという場面です。部屋には入れなくてもスーツケースを預かってもらい、身軽になってホテル周辺の観光を楽しみたいという人が大多数です。「チェックインまで荷物を預かってもらえますか?」は、”Would you keep my baggage until check in time?”です。もしチェックアウト後も預かってもらいたい場合は”Would you keep my baggage until I leave?”と聞けば、たいていのホテルでは荷物を預かってくれます。他に英語がぱっと出てくると便利な場面はレストランです。食事を終えて会計をしたいときは、まず手を上げてスタッフを呼び、”Can I have the bill?”と聞くと請求書を持ってきてくれます。もっと簡単に”Check, please”でも大丈夫です。日本で見かける人差し指を重ねてバッテンを作るジェスチャーは「おいしくなかった」という意味になる国があります。注意しましょう。
中国語は基本の単語を押さえておこう
中国において湾岸部の大都市はともかく、内陸に行くと英語がまったく通じないことがほとんどです。Yes,Noのレベルで通じないので、基本的な中国語を覚えておかないと困ることが多々あります。こんにちはの「ニイハオ」、ありがとうの「シェイシェイ」は知っている人も多いのですが、旅行中これらの言葉の次に、絶対に必要になる単語がトイレです。中国では日本のように少し大きい店に入ればトイレを借りられるということがないため、トイレを探すのに苦労することがあります。トイレは中国語で「ショージェン」と言います。ホテルやレストランでなら単語だけでも指差しで教えてくれます。発音が思い出せなかったら、日本語の「小便」と音が似ているため、ゆっくり小便と言っても通じることが多いです。買い物をするとき「これはいくらですか?」と聞きたいことも多いでしょう。中国語で値段を尋ねるときは「トゥオシャオチェン?」と発音します。といっても、中国語で答えられるとわからないので、ここから先は筆談がおすすめです。中国では中国語が通じなくても筆談でなんとかなる場面が多いので、メモ帳とペンを常に携帯しましょう。
こんな場面で使うと喜ばれる韓国語
お隣の国の韓国では、英語が堪能な人がたくさんいます、また、年配の人は日本語を理解する人が多いです。若い人でも観光業に携わっていると日本語が話せる人も珍しくないので、言葉の問題で苦労する場面はあまりないでしょう。そんな韓国旅行中でも、ちょっとした場面で韓国語を使うと、現地の人が喜んでくれます。例えば、ありがとうの「カムサハムニダ」は基本中の基本です。レストランで食事をしたとき、おいしい料理を楽しんだらお店の人に「おいしかったです、ごちそうさま」と伝えたくなります。こんな場面では使える韓国語の「美味しかった」は「オシッソヨ」と言います。発音が日本語に似ているので、覚えやすい韓国語でしょう。「ごちそうさま」は「モゴッスムニダ」です。笑顔で「オシッソヨ、モゴッスムニダ」と伝えれば、レストランのスタッフが笑顔を見せてくれることでしょう。
どうしても現地でコミュニケーションができなかったら
伝えたいことがあるのに、慌ててしまって言葉が出てこなかったり、英語や知っている現地語を理解してもらえなかったりするときはスマホを使いましょう。通信料が高くなってしまいますが、ローミングで海外でもネットに接続することができます。自動翻訳を使ったり、伝えたい内容の単語をイメージ検索して画像を見せたりなどすると、スムーズに意思疎通が図れる場面が多いです。インターネットを活用してみましょう。
できるだけ現地の言葉でコミュニケーションを取って旅を楽しもう
英語が通じる国はたくさんありますが、ありがとうやこんにちはという基本の挨拶は、できれば現地の言葉で伝えたいものです。ありがとうを現地語で言うだけでも、打ち解けた笑顔を見せてもらえる場面がたくさんあります。中国では、大都市以外は英語が通じないことがほとんどです。トイレという単語だけは覚えて旅行に行きましょう。困ったら、スマホで自動翻訳するか画像を見せれば、大抵の場面は乗り切ることができます。現地の言葉を覚えながら、旅を楽しみましょう。