東北のドライブコースといえばここ!
東北のドライブコースとして真っ先に名前を挙げておきたいのが、福島県のシンボルともいえる磐梯山をめぐる道です。磐梯吾妻スカイラインから磐梯吾妻レークライン、そして磐梯山ゴールドラインまでの全長50kmを越える長大なドライブウェイの途中には、浄土平湿原や吾妻小富士など見どころがたくさんあります。また、標高1600mを越える高所まで車で登ることができるのもポイントのひとつです。夏でもひんやりとした風を浴びながら、快適なドライブを楽しむことができます。高原ならではの植物を観察したり、火山活動によって生み出された岩肌の露わな大地の姿を間近に感じたりするのもいいでしょう。山の気候は変わりやすいので、急な雨や雪には要注意です。
アートのある町十和田市で芸術に触れる
青森県の十和田市は「アートによるまちづくり」をコンセプトに掲げ、まちづくりを行っています。その中心となるのが、十和田市現代美術館です。入り口では高さ5.5mの巨大な馬のモニュメント、「フラワー・ホース」が出迎えてくれます。設置作品のなかには体験型の作品もあり「現代アートは難しくてわからない」と思って敬遠している人でも、体で感じて楽しむことができるでしょう。十和田市現代美術館を中心として、町にはいたるところにアート作品がちりばめられています。地図を片手にゆっくりと散策して見るもよし、好きなアーティストの作品をピンポイントで見に行くもよしで、町全体を楽しむことができるでしょう。
東北屈指の観光名所蔵王連峰はドライブにも最適
宮城県と山形県にまたがる蔵王(ざおう)連峰は、隣接する裏磐梯にも負けないだけの観光スポットです。御釜(おかま)と呼ばれる火口湖は別名五色沼とも呼ばれ、季節や太陽の角度によってその色合いをさまざまに変わるのが特徴です。とりわけ晴れた日にはエメラルドグリーンに輝き、荒涼とした山肌と対照を成して実に神秘的な印象を受けます。御釜まで向かう蔵王エコーライン沿いは紅葉が美しく、ドライブにも最適です。11月上旬以降から4月下旬頃までは冬季閉鎖となりますが、閉鎖の終わる4月下旬から5月中旬頃までの蔵王エコーラインでは雪の壁を見ることもできます。仙台からのアクセスも良く、日帰りでも訪れることができる大自然が満喫できるドライブスポットです。
八幡平で高原の空気を味わう
岩手県と秋田県を結び、八幡平を横断するのが八幡平アスピーテラインです。火山起源のこの高原地帯は無数の沼や湿原、それに温泉が存在しており、車を降りてトレッキングをするのにも適しています。頂上近くには藤七温泉や玉川温泉などがありますし、豊富な高山植物や湿原植物、それにマツやブナなどの原生林を見ることが可能です。秋は紅葉、冬には樹氷が見られる他に、蔵王エコーラインと同じく4月下旬には道路の両側を数メートルの雪の壁が囲う、雪の回廊も現れます。八幡平アスピーテラインは八幡平の頂上付近まで通っているので、ドライブをするだけでもこれらの大自然の多くを味わうことができる点もポイントです。
東北で未知の日本に出会う
今回紹介したドライブコースの多くは、東北地方の中央を走る奥羽山脈に関係するものです。火山活動によって作られた地形、高原地帯や湿原地帯であること、冬には閉鎖されて走れないことなど共通点も多くあります。その一方で、それぞれの地方にはそれぞれ独自の見どころがありますので、実際に走ってみてその違いを感じてみるのも面白いのではないでしょうか。東北に残る大自然のなかには、まるで日本とは思えないような景色もたくさんあります。日常では見ることのできない日本を、東北で発見してみてはいかがでしょうか。
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