休日に都会の喧騒を離れて旅をしたいという方は、思い切って「与論島」(よろんじま)に旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。今回は、「与論島」の見どころやアクセス方法についてご紹介します。
与論島ってどんなところ?
「与論島」は、鹿児島県最南端の島で、沖縄本島から23km北の地点にある、奄美群島に属する島です。島の周りはサンゴ礁に囲まれており、透明度の高い海や白い砂浜が美しいことから「東洋の真珠」「癒しの島」などと呼ばれています。与論島は沖縄本島の近くに位置していることから、鹿児島県に属しながらも琉球・薩摩・奄美を融合した独自の文化を形成しています。
与論島の見どころと観光スポット
続いては観光地・与論島の見どころや、島内の有名な観光スポットをご紹介します。
与論十五夜踊り
「与論十五夜踊り」は、室町時代の1561年に創作され、450年以上に渡って与論島で踊り継がれてきた舞踊です。与論十五夜踊りは国の重要無形民俗文化財に指定されています。現在は与論城跡近くにある地主神社「琴平神社」の境内で、年に3回五穀豊穣や人畜の繁栄を祈願して行われます。
百合ヶ浜
「百合ヶ浜」は、与論島東側の大金久海岸の沖合1.5km地点に浮かぶ白い砂浜です。春から夏にかけての時期の干潮時にだけ姿を現し、「年齢の数だけ星砂を拾うと幸せになれる」という言い伝えがあります。
住所:鹿児島県大島郡与論町大金久海岸
与論城跡
「与論城跡」は、15世紀ごろの琉球王朝時代に築城された「与論城」の跡地のことで、現在は石垣のみが残されています。
住所:鹿児島県大島郡与論町立長3313
舵引の丘(ハジピキパンタ)
「舵引の丘(ハジピキパンタ)」は、与論島誕生の地といわれている場所です。遠い昔に「シニグク」と「アマミク」という二人の神が乗る船の舵が浅瀬に引っかかり、降り立ってみるとサンゴ礁がムクムクと盛り上がって与論島が誕生したという神話が伝わっています。天気の良い日には沖縄本土や周囲の離島を見渡すことができる絶景スポットとなっています。
住所:鹿児島県大島郡与論町朝戸111
海中宮殿
「海中宮殿」は、「奄美群島日本復帰50周年」「町制施行40周年」「パナウル王国建国20周年」をそれぞれ記念して、茶花沖1kmの水深18m地点に作られた海中の観光スポットです。ギリシャ宮殿をイメージして作られた神秘的な雰囲気があるダイビングスポットとしても知られています。
住所:鹿児島県大島郡与論町茶花港より船で約5分
赤崎鍾乳洞
「赤崎鍾乳洞」は、与論島の南東部にある本洞120m、支洞130mの規模を誇る鍾乳洞です。中には「幸福の門」「剣の間」「エイリアンの卵」といった自然の彫刻があり、さらに奥には「昇龍神社」が祀られています。
住所:鹿児島県大島郡与論町東区678
与論島へのアクセス方法
飛行機・フェリーを使った与論島へのアクセス方法をご紹介します。
飛行機
与論空港への直行便が出ている空港は以下の通りです。
・鹿児島空港(約1時間20分)
・那覇空港(約40分)
・奄美空港(約25分)
※奄美空港からの便には、一部沖永良部空港経由で運航している便もあります。
フェリー
鹿児島(鹿児島新港)と沖縄(那覇港もしくは本部港)からフェリーが毎日運航しています。また週に約1便のペースで神戸港からも大阪港経由でフェリーが運航されているので、そちらを利用するのも良いでしょう。
さいごに
今回は観光地・与論島の見どころやアクセス方法について紹介しました。「癒しの島」という別名の通り、与論島は日々の忙しさを忘れてくつろぐのにぴったりです。気になった方は、今度の休日に与論島へ旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。