広島県の人気観光地・鞆の浦は、映画のロケ地として注目されており、国内外から多くの観光客が訪れる人気観光地となっています。今回は、鞆の浦の見どころと楽しみ方をご紹介します。
鞆の浦ってどんなところ?
広島県東部福山市内の沿岸部に位置する鞆の浦地区は、古くから漁業や海上交易の要所として栄えてきた地です。歴史情緒のある町並み、瀬戸内海の風光明媚な景色、名高い旧跡など、多くの人々を惹きつけています。日本で最初の国立公園である瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地としても知られています。町並みを巡る、人気作品のロケ地を巡る、坂本龍馬ゆかりの地を巡るなどさまざまな楽しみ方があります。
鞆の浦へのアクセス
JR福山駅からのアクセス
JR福山駅→鞆鉄バス→鞆の浦(約30分)
JR福山駅→タクシー→鞆の浦(約25分)
広島空港からのアクセス
広島空港→リムジンバス→JR福山駅前→鞆鉄バス→鞆の浦(約1時間35分)
広島空港→リムジンバス→JR福山駅→タクシー→鞆の浦(約1時間30分)
広島空港→タクシー→鞆の浦(約1時間20分)
鞆の浦の楽しみ方
情緒豊かな町並みの散策&瀬戸内の景色を堪能しよう
鞆の浦は、江戸時代の面影を残す町並みが多く残っています。古民家を改装したカフェや雑貨屋などのお店もたくさんあるので、ショッピングも楽しめます。また、鞆の浦は「潮待ち風待ちの港」として万葉集にも載っている場所です。高台に上ると、美しい町並みと瀬戸内海の美しい景色を眺めることができます。のんびりと散策してみましょう。
人気作品のロケ地を巡ろう
鞆の浦は、数々の映画・ドラマ・アニメなどの舞台となってきました。また、ジブリの名作映画「崖の上のポニョ」の舞台であるともいわれています。「ウルヴァリン:SAMURAI」で登場した常夜燈や圓福寺、「崖の上のポニョ」に登場したパン屋のもととなったパン屋など、町中を少し歩いただけでもお馴染みの光景を目にすることができます。
坂本龍馬ゆかりの地を巡ろう
鞆の浦は実は坂本龍馬とも縁の深い地です。幕末時代、坂本龍馬率いる海援隊が運用していた蒸気船「いろは丸」の衝突・沈没事件が起こります。賠償交渉のために坂本龍馬といろは丸も鞆の浦にしばらく滞在したことがあるといわれています。
鞆の浦には、坂本龍馬の足跡を辿れるスポットがいくつかあり、その中でもおすすめなのが、鞆の浦のシンボルである常夜灯の傍にある「いろは丸展示館」です。1階はいろは丸から引き揚げられた物や沈没当時のジオラマ、2階には坂本龍馬が鞆の浦に滞在していた隠れ部屋を再現したスペースがあります。また、リアルな龍馬人形も展示しています。その他にも、「旧枡屋清右衛門宅」「圓福寺」「魚屋萬蔵宅」「福禅寺・対潮楼」など、龍馬ゆかりの場所が数多くあります。
自然豊かな仙酔島でレジャーを楽しもう
鞆の浦の対岸にある仙酔島は、太古からの自然が残っている神秘的な島です。鞆の浦福山市営渡船場から連絡船に乗ってわずか5分で到着します。島内はキャンプ場や海水浴場、宿泊施設、公衆浴場も完備されているので、海水浴やキャンプなど自然のアクティビティを存分に楽しめます。また、尾道出発ではありますが、4~11月の季節限定鞆の浦のミニクルージングも楽しめます。
連絡船
大人1名往復240円 所要時間5分(1時間3本間隔で運行)
ミニクルージング(尾道~鞆の浦)
土日祝のみ 大人1名片道1500円
季節のイベントを楽しもう
鞆の浦は1年を通してさまざまなイベントが開催されています。その中でもおすすめなのが、ひな祭りの時期に街中がひな人形一色になる「鞆・町並みひな祭り」です。町を挙げての一大イベントとして、毎年多くの観光客が訪れます。
その他にも、日本一早く開催される「鞆の浦弁天島花火大会」や山車が町中を駆け巡る秋祭りの「チョウサイ」、船団を組んで桜鯛の群れを収穫する「鞆の浦観光鯛網」といった港町らしいイベントも見逃せません。
グルメを満喫しよう
港町・鞆の浦に来たら、新鮮な魚介類を使ったグルメをぜひ味わっておきましょう。鞆の浦の町中には、新鮮な魚介類を味わえる飲食店が多くあります。特に有名なのが、名産の鯛とちりめんです。これらを使った定番の鯛飯、鯛茶漬け、ラーメン、ピザ、お好み焼きなどのグルメを味わえます。
さいごに
海と山に囲まれた絵画のような美しい景色、郷愁を覚える町並み。何度でも訪れたくなる魅力にあふれた鞆の浦へ、癒やしの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。