日本国内には旬のグルメや温泉、期間限定イベントなど、冬の時期に魅力が増す観光地がたくさんあります。今回は冬の旅行でおすすめの観光地を12選ご紹介します。
東日本でおすすめの冬の観光地
網走(北海道)
冬の醍醐味を満喫したいなら網走がおすすめです。例年1月下旬~3月中旬頃、雄大な自然現象である流氷が見られます。なかでも2月は流氷が海岸に近づくため、多くの観光客で賑わいます。流氷見学の手段はさまざまあり、網走-知床斜里間を運航する特殊な船「流氷物語号」、オホーツクの海岸線を走るユニークな列車、ドライスーツを着用して潜る流氷ダイビング、流氷ウォークなど、自分スタイルの楽しみ方ができるのが魅力です。
網走周辺では冬のアクティビティ体験も充実しており、網走湖でワカサギ釣り、湖畔を巡るスノーシューツアー、乗馬など、ダイナミックな風景の中アドベンチャー気分が味わえます。
小樽(北海道)
小樽では例年11月上旬~2月中旬頃に、小樽運河沿いがイルミネーションできらめく「小樽ゆき物語」を開催しています。真っ白な雪に反射する光が幻想的で、雪国ならではのロマンチックな時間を過ごせます。また、期間限定の多彩なイベントが行われており、ワイングラスを2000個積み上げたワイングラスタワー、キャンドルバーなども必見です。
小樽は札幌からJR快速で約35分とアクセスが良く、有名な観光スポットである「ニッカウヰスキー北海道工場 余市蒸溜所」が近いため、少ない旅行日程でも十分楽しめる観光地です。
蔵王(山形県)
宮城県と山形県の間に横たわる蔵王連峰では、冬の時期だけ現れる神秘的な樹氷が見られます。ロープウェイで上った先には針葉樹が雪と氷に覆われ、銀世界の樹氷原が一面に広がります。例年12月下旬~3月上旬頃には、樹氷ライトアップも開催されています。
近隣には「美人づくりの湯」として知られる東北屈指の名湯「蔵王温泉」があり、温かい場所でゆっくり過ごせます。また、蔵王へは山形空港、仙台空港どちらからでもアクセスできるのが便利。仙台空港からなら高速バスで約1時間30分程度で到着できます。
東京23区(東京都)
ゴージャスなイルミネーションが街中を彩る冬の東京都内では、ロマンチックな雰囲気を満喫できます。屋内施設、公共交通機関が充実しているので、寒がりの方も安心です。日本最大規模を誇る国立の総合科学博物館「国立科学博物館」をはじめ、「三鷹の森ジブリ美術館」、「東京スカイツリー」、「アクアパーク品川」など、ひとり旅からカップル、家族まで楽しめる多種多様なジャンルの観光スポットが数多くあります。
箱根(神奈川県)
東京都内から近い箱根は箱根温泉をはじめとして、自然、屋内観光施設など人気スポットが数多く点在しています。東京から日帰り旅行もできるため、立ち寄り湯に入って気軽にリフレッシュすることも可能です。
火山活動を間近で見られる「大涌谷」では、天候に恵まれれば雪化粧した富士山を一望することができます。「彫刻の森美術館」でアート鑑賞をしてのんびり過ごしたり、芦ノ湖畔に広がるリゾート「箱根園」で冬季限定のソリ遊びをしたり、カップル旅行、家族旅行とあらゆるグループに対応した観光スポットがあります。
金沢(石川県)
日本三名園の1つに数えられる金沢の「兼六園」は、11月~12月中旬に渡って兼六園の冬の風物詩・雪吊りの準備が行われます。雪吊りは、園内の樹木を雪から守るために毎年行われており、傘のような形をした雪吊りに積もる雪は風情があります。
金沢は市内中心部に観光スポットが数多くあります。また、観光用巡回バスが充実しています。ひとり旅の方、女性グループの方も安心して回れる観光地です。昔ながらの街並みが残る「ひがし茶屋街」、体験型の現代アートを展示する「金沢21世紀美術館」、旬の魚介を味わえる「近江町市場」など、有名なスポットが多数あります。
飛騨・高山(岐阜県)
飛騨・高山は、レトロな街並みと美しい里山が魅力の観光地です。城下町の古い街並み「三町伝統的建造物群保存地区」、高山の奥座敷「敷瀬戸川と白壁土蔵街」など歴史スポットの散策を楽しめます。また、地酒や朴葉味噌といった名産品のお買い物やグルメも楽しむことができます。世界遺産の合掌造り集落群「白川郷」では、一面真っ白な雪で覆われた懐かしい風景が広がり、生活の知恵を生かした冬の伝統文化を体感できます。豪雪地帯ならではの幻想的な景色を満喫したあとは、近隣にある「飛騨高山温泉郷」で冷えた身体を温めると良いでしょう。
西日本でおすすめの冬の観光地
京都(京都府)
冬の京都は、混雑する春秋シーズンには味わえない静寂さ、雪が降る神社仏閣の優美な風景が魅力の観光地です。雪が積もった「金閣寺(鹿苑寺)」の白と金の美しいコントラストは見逃せません。縁結びで有名な「貴船神社」では、参道の両側にずらりと並ぶ朱色の灯籠がより一層鮮やかに映り、ロマンチックな写真を撮影できます。
例年1月中旬~3月中旬頃には、京都市が主催している「京の冬の旅」が開催され、普段は見られない非公開文化財や史跡の一部が特別公開されます。
神戸(兵庫県)
冬の神戸はグルメ、温泉、夜景がより一層楽しめる時期です。兵庫県は日本有数のカニ漁獲量を誇る県とあって、神戸市内では但馬名産の松葉ガニ(ズワイガニ)、香住ガニ(ベニズワイガニ)など、冬が旬のカニ料理が味わえます。また、日本三古泉で知られる有馬温泉までは神戸市街地から電車で約30分とアクセスも良いです。
冬の澄んだ空気で輝きを増す夜景はシーサイドエリアで見ることができ、異国情緒漂う「旧居留地」、神戸市と淡路島をつなぐ「明石海峡大橋」など、デートに最適な夜景スポットが点在しています。夜の時間帯に神戸空港を利用するなら、離発着する飛行機と夜景を同時に見られる屋上庭園「神戸空港マリンエア」もおすすめです。
宮島(広島県)
世界遺産「厳島神社」のある宮島は、観光も旬の味覚も1ヶ所で楽しめる観光地です。かきの出荷量日本一の広島では、1月中旬~2月、宮島の表参道商店街を中心に旬のかきが味わえます。定番の焼カキをはじめ、かきカレーパン、かきバーガーなどのテイクアウトメニューが多数あり、食べ歩きできるのが魅力です。
さらに、もっとも旬の時期である2月の第2土・日曜には、宮島桟橋前広場で「宮島かき祭り」が開催されます。かきフライやかきの土手鍋などがお手頃価格で味わえるほか、会場では生ガキの地方発送も行っています。
長崎(長崎県)
高級魚で知られる冬が旬のトラフグをはじめ寒い季節に味わいたい長崎ちゃんぽんなど、長崎市内では本場長崎で味わいたいご当地グルメ店がいくつもあります。長崎県は全国屈指のトラフグ養殖地のため、フグ刺し、フグちり、フグの唐揚げなど、リーズナブルにトラフグが堪能できるのが魅力です。
また、長崎市の一大イベントである「長崎ランタンフェスティバル」が例年2月中旬~3月上旬に開催されています。長崎新地中華街をメインに、約1万5000個のカラフルな中国式ランタンが街中を彩り、毎年100万人以上の観光客を魅了しています。
那覇(沖縄県)
観光客が少なめのオフシーズンの冬の沖縄では、毎年12月下旬~4月上旬頃に、ホエールウォッチングが楽しめます。沖縄本島那覇市沿岸から連日のようにツアーボートが出航しているため、レンタカーがない方や旅行日数が少なめの方も参加しやすいのではないでしょうか。この時期の遭遇率は90%以上もあります。
また、沖縄県内では1月下旬頃から各地で寒緋桜(カンヒザクラ)が咲き始めます。那覇市では例年2月中旬頃、漫湖公園で「那覇美らさくらまつり」が開催されます。
さいごに
四季がはっきりしている日本国内では、この時期ならではの風景やグルメ、イベントが目白押しです。寒いと家に引きこもりがちになってしまいますが、冬限定の楽しみを求めて旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
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