旅行の大きな楽しみのひとつはやっぱり「食」ですね。特にアジアの料理はなじみ深いだけに、日本のものとの食べ比べなど身近なアジア旅行ならではの食の楽しみ方があります。そんなアジアの中でも人気のものからあまり知られていないものまで、おすすめの料理がたくさんあるのです!ここではアジア好きな人は必見のおいしいアジアングルメをまとめました。
本場タイで堪能!濃厚で絶品のトムヤムクン
日本でもおなじみかつタイレストランでは必ずオーダーするという人も多いのがトムヤムクンです。レモングラスのさわやかな酸味と香辛料が絶妙なタイを代表するスープといえます。トムヤムクンとはエビ入りトムヤムスープという意味で、魚肉が入ればトムヤムガイというように名称が変わります。日本のトムヤムクンは辛いけれどスープはさらっとしていて酸味と辛味をあっさりと楽しめる場合が多いです。現地タイでは店によって提供される濃厚なエビのミソなど魚介のダシがふんだんに使われている絶品スープが特徴的。しかも格安で堪能できる点も魅力的です。いままでのトムヤムクンの概念が変わってしまうかも?
ベトナムファンなら常識?フーティウナムヴァン知らずしてベトナム料理は語れない!
ベトナム料理といえば生春巻きやフォーが有名です。他にもベトナムグルメ通なら知っておきたい料理があります。それはフーティウナムヴァンです。コシのある米麺(フーティウ)を使ったベトナム南部でよく食べられる麺料理です。つるっとした食感のフォーと比べ、噛みごたえのあるフーティウを豚骨ダシベースにしたクリアなスープに絡めます。豚肉や鶏肉などの肉類やエビ、モヤシなどの野菜と一緒に食べるのが一般的です。汁なしと汁ありがあるのでお好みで食べ比べてもよいでしょう。フォーこそベトナム料理の代表、といっていたのではベトナム通とはいえません。現地ベトナム南部で堪能したい一品です。
マレーシアに行ったらぜひ寄りたい!田園粥火鍋
鍋はアジアならではの料理といえるのではないでしょうか。マレーシアでもスチームボートといって、鶏や魚介スープに肉や野菜を煮込む鍋は存在します。しかし田園粥火鍋という鍋はちょっと変わっていることで有名な鍋です。なんとお粥を鍋のベースにしてしまうのです。「白粥」「南瓜粥」「ほうれん草粥」の3種のベースに、肉や野菜を煮込んで食べます。トロットロのお粥ベースに具材が絡み、お粥スープと肉や野菜のうま味が同時に味わえることが特徴的です。そんな他では味わえないおいしさが田園粥火鍋の評判を呼んでいます。まさにマレーシアでしか出会えない珍しい田園粥火鍋は試してみる価値がありそうです。
やみつき間違いなし!?シンガポールのココナッツミルク入りラクサ鍋
アジアングルメをうならす鍋はシンガポールにも存在します。大人気のラクサ鍋は、ココナッツミルク入りの甘めカレースープがベースです。ココナッツミルクとカレーという、聞いただけでよだれが出そうなアジアン調味料が使われているだけに、そのおいしさは疑いないようなものといえます。その絶品を予想させるスープに、米麺、肉や野菜、魚介、豆腐、そして日本人にはたまらない餃子などを一緒に煮込みます。ココナッツミルクの甘めの風味がカレーの辛さをいいあんばいに調節してくれたり具材に絡んでおいしさを引き立たせたりしてくれます。1度食べたらまた食べたくなりそうなこのやみつき鍋は、本場シンガポールでぜひ味わいたいものですね!
インドネシアのお菓子・ルピスは女性に大人気!
アジアのおすすめグルメをしめくくるのはお菓子です。アジアのお菓子は和菓子を始め、中国の月餅、東南アジアなどのタピオカやフルーツかき氷など多種多様です。スイーツ好きな女性にはそれだけで周遊ができるくらい充実しています。インドネシアのルピスも、アジアンスイーツを代表してもいいほど、おいしくてかわいらしい、現地では愛されているお菓子です。白と黒のもち米から作られたルピスにおろし金でおろしたココナッツを振り掛けパームシュガーのソースをかけて食べることが一般的。ルピス自体はあまり甘さを感じませんがパームシュガーをかけて食べるととろけるような上品な甘さで口がいっぱいになります。生菓子なので日持ちせず現地でないと食べられないレアさがさらに価値を高めます。
アジアのグルメはくめども尽きぬ…本場で楽しむグルメ旅はいかが?
おすすめのアジアングルメをご紹介しました。なじみのある料理、聞いたことのない料理などさまざまですが、いずれも1度は食べてみたいと思わせる料理ばかりといえます。現地ならではの素材を使った料理や、日本でおなじみのメニューを本場で食べ比べなど、おいしいものを堪能するのは旅の醍醐味です。本場ならではの味を楽しむアジアのグルメ旅に出発しましょう!