飛行機の中では機内食や映画鑑賞などの楽しみもありますが、到着地までの時間ぐっすり眠って休息にあてたいと考える人もいるでしょう。しかし、飛行機の座席はせまく騒音もあり上手く眠れないことがあります。そこで、飛行機で寝るコツについてお伝えします。
☆クッションの使い方を工夫する
ぐっすり眠るためには、リラックスできる体勢をとることが重要です。飛行機の座席スペースには限りがありますので工夫できる余地は限られますが、工夫すれば頭をリラックスした形で固定することは簡単にできます。エコノミークラスでも、小さいクッションはそれぞれの座席に備え付けられていることがほとんどです。そのクッションを枕のように活用するのです。アイマスクを持っていない場合は、クッションで目を隠すようにすると、睡眠に適した暗さを確保しやすくなります。眠りに落ちると体温が下がりますので、快眠時間を伸ばすためにも、ブランケットは忘れずにもらっておく必要があるでしょう。
☆騒音カットには耳栓が効果的
飛行機の中にいると騒音が大きくて眠れないという人もいます。多くの人が起きている時間に乗客が騒音を出すことはある程度やむを得ません。しかし、乗客の多くが眠りにつく時間になっても、飛行機特有の「ゴー」という騒音が気になって眠れないと焦ってしまいます。焦れば焦るほど目がさえてしまうものです。そこでおすすめの方法が耳栓です。違和感があって使いにくいだろう、たいした効果が見込めないだろうと考えて耳栓を使ったことがない人は、1度試してみるとよいでしょう。睡眠時に使用する前提で売られている耳栓は、つけ心地で気になることは少なく、騒音カット効果も期待できるといわれています。もちろん感じ方には個人差がありますが、1度試してみる価値はあるでしょう。
☆食事と飲み物を工夫する
飛行機で快眠するためには、食事や飲み物にも気を使う必要があります。まず食事ですが、炭水化物を多めに摂ると食後しばらくして自然に眠くなる効果があるといわれています。機内食はそういったことを考慮してメニューが組まれていますので、提供された機内食を残さず食べることが快眠につながる可能性があります。また、飲み物についてはアルコールの飲みすぎに注意する必要があります。飲みすぎてしまったら心地良い睡眠は期待できないでしょう。気圧の関係で、普段よりも酔いやすくなる可能性がありますので、お酒の量は控えめにするのが鉄則です。ただし水分補給は重要ですので、アルコール以外のもので補給するように努めることが大切です。
☆機内で睡眠をとることを想定した服装を選ぶ
枕をクッションで整え、耳栓をし、食事や飲み物に気を使っても、服装のせいで眠りにつけないというケースもあるでしょう。荷物の都合や旅行先での目的によって難しいケースもあるでしょうが、機内の服装はできるだけリラックスできるものを選ぶとよいでしょう。飛行機に乗る前に着替えるのは大変でしょうから、出発日や帰国日は機内での睡眠を想定して洋服を選ぶことをおすすめします。特に、きつく体を締め付ける洋服を着ていると睡眠のさまたげになりやすいですので避けた方が無難です。足元についても同じですが、靴は脱げば済みますのでそれほど神経質になる必要はないでしょう。備え付けのスリッパが気に入らないという人は、事前にマイスリッパを購入して機内に持ち込むとよいでしょう。
☆機内で快眠できれば到着地で元気に過ごせる
機内で快眠をするための方法を4つご紹介しましたが、どれも大がかりな準備はいらないものばかりですので、気軽に試してみることをおすすめします。飛行機内で快適な睡眠が確保できれば、到着地で元気に動くことができるでしょう。ビジネス目的であれば仕事の成果に、観光目的の旅行であればよりよい思い出づくりにつながるはずです。