2017年6月にJAL(日本航空)の国内線機内Wi-Fiサービスが無料で利用できるようになりましたが、ついにANA(全日本空輸)でも国内線機内Wi-Fiサービス「ANA Wi-Fi Service」が2018年4月から無料提供されることが発表されました。今回は無料化されることでさらなる利便性の向上が期待されている「ANA Wi-Fi Service」の概要やサービス内容などについてご紹介します。
「ANA Wi-Fi Service」の概要
ANA国内線の機内Wi-Fiサービス「ANA Wi-Fi Service」がスタートしたのは2016年1月で、2017年10月1日時点で66機の国内線機材が対応できるように改修されています。2018年1月時点では「ANA Wi-Fi Service」のうち、テレビやビデオ、電子書籍を閲覧するサービスなどは無料で利用できますが、インターネット接続サービスは有料コンテンツとなっており、料金プランとして40分550円の「ANA Wi-Fi 40分プラン」と1フライトにつき1,050円の「ANA Wi-Fi フルフライトプラン」の2つが用意されています。
そんななか、ANAは2017年12月20日に「ANA Wi-Fi Service」を2018年4月から無料提供することを発表しました。ANAのマイル会員制度である「AMC(ANAマイレージクラブ)」の上級会員に対しては、1月10日より無料提供を先行スタートさせています。
「ANA Wi-Fi Service」のサービス内容
無料コンテンツ
ANA SKY LIVE TV
ニュース、スポーツ中継などのテレビ番組をリアルタイムで楽しめます。
ビデオ
ドラマ、バラエティ、アニメなど、月ごとにプログラムが変わるさまざまな動画が楽しめます。
オーディオ
J-POP、クラシック、洋楽など、月ごとにプログラムが変わるさまざまな音楽が楽しめます。
e-books
機内で雑誌、コミック、絵本などの電子書籍を読むことができます。
ショッピングサイト「ANA STORE@SKY」
国内線機内販売「ANA SKY SHOP」の商品や、通販オンラインショップ「ANAショッピングA-style」の商品、サイト限定の商品などを機内にいながら購入することができます。機内特設サイトにメールアドレスを登録しておけば、搭乗後に自宅から「ANA STORE@SKY」にアクセスすることもできます。
その他
上記のサービス以外にも、就航マップの確認やマイレージ照会、ANAの最新インフォメーションや最新ニュースなどの情報を無料で確認することができます。
有料コンテンツ
現在(2018年1月時点)は、インターネット接続サービスのみが有料サービスとなっています。2018年4月から始まる「ANA Wi-Fi Service」のインターネット接続サービスは無料で、動画サイトへの接続はできませんが、ウェブサイトの閲覧やメール、対話アプリ、SNSの使用などは問題なく利用できる見通しとのことです。
対象の飛行機
「ANA Wi-Fi Service」を利用可能な飛行機の種類は以下の通りです。(2018年1月時点)
全機材で利用可能な機種
・A321(321)
・B787-9(789)
・B777-300(773)
一部の機材で利用可能な機種
・B787-8(78P)
・B777-200(772)
・B767-300(76P)
・B737-800(738/ 73M)
機内Wi-Fiインターネットを利用できない機種
・ボンバルディアDHC8‐Q400(Q84)
利用できない機種
・B737-700(737/73P)
・B737-500(735)
・A320(32A)
・国際線機材
利用方法
「ANA Wi-Fi Service」の利用方法は以下の通りです。
- 「搭乗前」にスマートフォンやタブレットでANA公式モバイルアプリ「ANA」をダウンロードする
- 搭乗後「機内モード」と「Wi-Fi」をオンにする
- ANAアプリを立ち上げてサイドメニューを開く
- 「国内線機内WiFi」をタップして接続する
利用できる時間帯
「ANA Wi-Fi Service」のインターネット接続サービスが利用できる時間帯は、「離陸の約5分後から着陸の約5分前まで」です。
さいごに
今回は2018年4月から無料化されることが発表されている「ANA Wi-Fi Service」のサービス内容について紹介いたしました。飛行機での移動中にもインターネットを利用することが多いという方は、ぜひ4月からはJALに加えてANAのご利用も検討してみてはいかがでしょうか。