同じ空港の手荷物検査でも、国内線と国際線では持ち込みに関するルールや所要時間などが大きく異なります。今回は国際線の手荷物検査に関する基本的な情報をお伝えします。どのようなところに注意をすればいいのか、今のうちから確認しておきましょう。
※ページ内の情報は、2022年6月時点のものです。最新の情報については、航空会社や空港WEBページ等でご確認ください。
国際線は国内線よりも保安検査が厳しい!
国内線も国際線も、飛行機の安全運行のために手荷物検査を実施していることには変わりありませんが、国際線は国内線と比べて手荷物の持ち込み制限が厳しくなります。そのため、国際線の手荷物検査では、国内線で液体扱いされていなかった物品が液体とみなされて没収・破棄されたりする場合があります。国内線にはなかった対応をされてしまうこともあるので、初めて国際線を利用する方は、事前に利用する航空会社や空港の手荷物に関するルールをよくチェックしておくようにしましょう。
国際線の保安検査の流れ
国際線利用時の手荷物検査のおおまかな流れは以下の通りです。
1. eチケットお客様控えで保安検査場に入る
2.金属類などをトレーに置いて金属探知機を通過する
3.液体類や食べ物をカバンから出す
4.手荷物のX線検査を受ける
5.機内に持ち込めないものは捨てる
トレーに置いたほうがいい荷物
金属探知機を通過する際にどれをトレーに置いたらいいのか迷ってしまうのではないかと思いますが、以下の物品についてはトレーの上に置いてX線検査装置に通してもらうようにしましょう。
・上着
・カバン類
・携帯電話(スマホ)
・パソコン
・貴金属類全般
金属探知機には上着のチャックやベルトのバックルなど、さまざまなものが反応をしてしまう可能性があるので、上記以外にも反応しそうだと思ったものはトレーに置くことをおすすめします。
保安検査は何分前に済ませておけばいい?
国内線では多くの航空会社が「出発時刻の15分前までに保安検査場を通過してください」と案内をしていますが、国際線では「出発時刻の30分前」までに搭乗口に来るように案内していることがほとんどです。そのため海外旅行では出国審査で時間が掛かってしまった場合のことも考えて、手荷物検査は「出発時刻の1時間前」までには済ませるようにしておきましょう。
国際線の保安検査で持ち込めないもの
国際線の手荷物検査で「輸送禁止品」や「機内持ち込み制限品」に指定されている物品としては、以下のようなものがあります。
「受託手荷物」と「機内持ち込み手荷物」の両方で禁止されている物品
・高圧ガス(ライター用補充ガス、スプレー缶など)
・引火性液体(オイルライター、ペイント類など)
・毒物類(殺虫剤、農薬など)
・酸化性物質(漂白剤など)
・放射性物質等
・腐食性物質(液体バッテリーなど)
・可燃性物質(マッチ、炭など)
・火薬類(花火、クラッカーなど)
・その他の有害物質(磁石、エンジンなど)
機内への持ち込みが禁止されている物品
・ナイフ、ハサミ類
・バット類
・先の尖ったもの
・スタンガン
など
条件付きで手荷物にできるもの
以下の物品に関しては、定められた条件のもとで手荷物として持っていくことが許可されています。
アルコール飲料(アルコール度数24~70%の飲料):1人5リットルまで
化粧品・医療品(非放射性のもの):1容器0.5kg(0.5リットル)以下で、1人2kg(2リットル)まで
ドライアイス(生鮮食品を冷却するために使用するものに限る):1人2.5kgまで
喫煙用ライター:1人1個まで
安全マッチ:1人につき小型のものを1個まで
ヘアカーラー:1人1個まで
スポーツ用品・日用品のエアゾール:1容器0.5kg(0.5リットル)以下で、1人2kg(2リットル)まで
※手荷物に関するルールは利用する空港や航空会社によって異なります
さいごに
今回は国際線の手荷物検査に関する情報を紹介いたしましたが、手荷物検査で時間が掛かって出発時間に遅れると、最悪の場合は先に飛行機が出発して置いて行かれてしまうこともあります。そのため国際線を利用する際には、渡航先に関わらずなるべく早いタイミングで手荷物検査を終わらせるようにしましょう。
航空券を予約するなら国内航空券最大80%OFFのエアトリにおまかせ!
航空券予約