アメリカの西海岸を代表する都市であるロサンゼルスを訪れる際には、どのようなところに注意をすればいいのでしょうか。今回は初めてロサンゼルスに旅行・出張に行くという方に向けて、ロサンゼルスの概要や交通事情、注意点などについてご紹介します。
ロサンゼルスってどんなところ?
ロサンゼルスは、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある同国を代表する都市のひとつで、約1,215平方キロメートルの面積と、約400万人の人口を誇る、国内ではニューヨークに次いで2番目に人口の多い都市です。
ロサンゼルスの気候は地中海性気候と砂漠気候に属しており、1年を通して温暖ですが、冬になると雨が多く朝晩は冷え込みます。ロサンゼルス市内にはダウンタウンの南西約20km地点にアメリカ国内でも屈指の規模を誇る「ロサンゼルス国際空港」があり、東京(羽田空港および成田国際空港)からは約10時間のフライト時間で行くことができます。
ロサンゼルスの観光スポット
ロサンゼルスは映画の都・ハリウッドがあることで有名な都市で、ハリウッドのシンボル的スポットである「グローマンズ・チャイニーズ・シアター」や、数多くのハリウッドスターが暮らしている高級住宅街「ビバリーヒルズ」、アカデミー賞の授賞式が行われている複合エンターテインメント・センター「ハリウッド&ハイランド」などの観光スポットがあります。そのほかにも「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」があったり、またアナハイムまで足を伸ばせば「ディズニーランド」にも行くことができるので、ロサンゼルスは本場のテーマパークに行きたいという方におすすめの観光地となっています。
ロサンゼルス(アメリカ)の貨幣
アメリカの通貨は「アメリカドル」、補助通貨は1ドルの100分の1の「セント」です。紙幣は6種類(1ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル)、貨幣は4種類(1セント、5セント、10セント、25セント)です。
ロサンゼルスでは空港や市内の銀行、ホテルの両替所などで両替することができます。また、ホテルやレストラン、ショップなど、さまざまな場所でクレジットカードを使うことができます。
アメリカは完全なチップ社会なので、チップの支払いを怠らないようにしましょう。チップの相場はホテルでは1~2ドル(約110~219円)、レストランやカフェでは、ミールクーポン(食事券)を使用した場合とサービス料込みの店舗では不要、サービス料を含まない店舗では支払額の15~20%程度です。タクシーの場合は運賃の15~20%が目安です。
※2018年7月20日調査時点の料金
ロサンゼルスの交通事情
ロサンゼルスは完全と言ってもいいほどの車社会であるため、公共交通機関だけでは行ける場所が限られます。流しのタクシーはほとんど無いため、タクシーはホテルやタクシー乗り場で見つけましょう。タクシーを利用する場合は、必ずロサンゼルス市の認可マークがフロントドアにあるかを確認し、それ以外のタクシーには乗車しないことをおすすめします。
ロサンゼルス市内には200路線余りの「メトロバス」が運行をしているため便利ですが、渋滞が多いためダイヤが乱れるのは日常茶飯事といっていいでしょう。
ロサンゼルス旅行の注意点
ロサンゼルスはアメリカの都市のなかでは比較的治安が良いですが、それでも夜間のひとり歩きなどは避けましょう。スキッド・ロウやコンプトン、イングルウッドなどの地域は現在も治安が悪いので、決して足を踏み入れてはいけません。ホテルやレストランといった場所にいるときも、置き引きされないように注意が必要です。
ロサンゼルスでは歩行者でも信号無視をすると罰金が科せられてしまいます。たとえ急いでいても信号を守って歩くようにしましょう。
レストランや公共の場所は全面禁煙となっているため、灰皿が置かれている場所で喫煙しましょう。
さいごに
今回は初めて訪れる方に向けてロサンゼルスの概要について紹介いたしました。海外の都市にはそれぞれ決められたルールや注意すべき点などがあるので、初めて訪れる際には事前にそれらの情報をよく調べておくようにしましょう。
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