キャッシュレス化が進んだ国ではクレジットカードさえあれば不自由を感じないことも多い海外旅行ですが、それでも現金が必要なシーンは数多くあります。どれくらい現金を持っていけば良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。この記事では海外旅行での現金の必要量やポイントをまとめました。
海外旅行では現金が必要なシーンが多数
国によってはキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカード、電子マネーなどを所持していれば不便を感じないこともありますが、それでも現金が必要となる場面は多数あります。チップや屋台での買い物、交通費など、少額の決済では現金しか使えないこともあります。チップは国によっては必要ないこともありますが、チップを収入の大半としている国もあります。旅行先の国のチップ習慣はあらかじめ調べておきましょう。
現金を持っていくとしてもクレジットカードは必須です。キャッシュレス化が進んだ国では現金支払いができない店もあります。クレジットカードが使える場面では優先的にクレジットカードを使用した方が良いでしょう。
旅行先や予定によって必要量は変わる
キャッシュレス化が進んだ国では少なくても良い
海外旅行で一体どの程度の金額の現金を持っていけば良いのかは国によって異なります。キャッシュレス化が進んでいるカナダやスウェーデン、イギリスなどでは現金を使用する場面はあまりないかもしれません。キャッシュレス化が進んでいない国で現金がなくなると、ホテルへ帰ることもできないなどという状況に陥りかねません。発展途上国ではクレジットカードが使用できない場面も多いので、国によっては多めに持ち歩くことが不可欠となる場合があります。
ツアーか個人自由旅行かで金額は変わる
ツアーでの海外旅行の場合、宿泊費、交通費、食費などが含まれているパックが多くあります。その場合、現金は少なくても構いません。個人による自由旅行の場合は自分で支払う場面も多く、より多くの現金が必要となるので注意しましょう。
大体の目安
1人あたり 1日の必要量×日数+予備 で計算してください。
航空券、ホテル、食事の料金が含まれているツアーの場合
1,000円~3,000円×滞在日数
航空券とホテルのみを予約した旅行の場合
3,000円~10,000円×滞在日数
※キャッシュレス化が進んでいない国の場合は5,000円以上を目安にしてください。
航空券のみを予約した自由旅行
10,000円~20,000円×滞在日数
※キャッシュレス化が進んでいない国の場合は15,000~30,000円を目安にしてください。
海外旅行先での現金の持ち方の注意点
日本円と外貨の財布はあらかじめ別にしておいた方が良いでしょう。また、万が一盗難にあったり置き忘れた場合の被害を少しでも減らすためにも、持ち歩く外貨も複数の財布に分けておくことをおすすめします。持ち歩くときはウェストポーチなど体に密着した鞄に入れておくとより安心です。必要以上に多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。海外で使用する財布は高価なブランドのものは避け、安価な目立たないものが良いでしょう。ホテルでは金庫、セーフティボックス、鍵を閉めたスーツケースなどに保管してください。
また、多額の現金は税関で申告が必要な場合があります。マネーロンダリングなどを防ぐため、各国の税関で携行できる現金の上限があります。アメリカでは1万米ドル、EU諸国では1万ユーロ以上の場合、税関で申告する必要があります。国によってはトラベラーズチェック、有価証券などでも規則があるので、多額の現金、または現金相当のものを持っていく場合は事前に調べておきましょう。
さいごに
海外旅行では不足したときのことを考えるとより多い方が安心だと感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、多くの現金を持ち歩くことはそれだけで危険が伴います。最低限必要な金額を把握し、必要な分だけ現金を持ち歩くようにしましょう。
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