高知城は、高知県高知市にある城です。国の史跡であり、一部は重要文化財に指定されています。高知市を代表する観光地で、市内中心部にも近い立地であることから、高知を訪れる観光客の多くが足を伸ばす人気スポットとなっています。今回は、事前に押さえておきたい高知城の概要と見どころについてご紹介します。
高知城とは?
高知城は、江戸時代初期に土佐藩の初代藩主・山内一豊によって着工されました。一豊を継いだ二代目の忠義の時代に完成し、ここには土佐藩庁が置かれました。天守は3層6階という構造になっていますが、一説には一豊が以前に治めていた掛川城の天守をモデルとしたものされています。なお入場料は、18歳以上が420円、18歳未満は無料となっています。
高知城の見どころ
本丸が完全に残る唯一の城!
高知城のもっとも重要な特徴は、本丸の建造物が完全に残っている唯一の城であるということです。日本各地の城は、1873年の「廃城令」や太平洋戦争の空襲などの戦災により、その全てまたは一部が消失しており、現在見られるものは復元後のものであることが多いです。しかし高知城の場合、天守・御殿・追手門をはじめとする15棟が現存していて、そのために国の重要文化財に指定されています。こうした建造物に入り、間近で見ることができるのは、貴重な体験と言えるのではないでしょうか。
四季折々の植物も楽しめる!
高知城の周囲には美しい草花が豊かに植えられており、季節によって異なる景色を見せてくれます。春には梅、桃、桜やつつじ、夏にはあじさいや蓮、秋にはもみじ、冬には藪椿などが見られます。特に桜については、開花情報も積極的に発表されており、桜の名所としての側面もあります。高知城を訪れる際にはぜひ、その時期にピークを迎えている花にも注目してみましょう。
多彩なイベントも行われます!
高知城では、季節ごとに楽しいイベントが企画されています。夏には縁日屋台なども出そろう「夏の夜のお城まつり」、秋には伝統芸能を楽しめる「秋の夜のお城まつり」、冬には美しいイルミネーションに囲まれて音楽ライブなども楽しめる「冬のきらめき」、そして春には咲き誇る花を楽しむ「高知城花回廊」など、季節に応じた企画を楽しむことができます。訪れる際にはぜひ、イベントスケジュールをチェックしてみましょう。
高知空港から高知城へのアクセス
高知空港(高知龍馬空港)から高知城へは、バスなどの公共交通機関または車でアクセスできます。
所在地:高知市丸ノ内一丁目2番1号
公共交通機関で
高知空港から、はりまや橋まで空港連絡バスでアクセスしましょう(所要約30分)。ここから路面電車に乗り、約10分で高知城前です。
車で
高知東部自動車道などを経由し、約30分程度で到着します。
さいごに
高知城は、高知を象徴する観光の名所です。市内から眺めるだけではなく、ぜひ足を伸ばし、完全にその姿を残している本丸の貴重な建造物を直接見てみてはいかがでしょうか。
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