ノルウェー・フィンランド・スウェーデン・デンマークの北欧4カ国は、雄大な自然、まるで絵本の世界のような街並みや歴史的な建造物など、一度は体感すべき観光スポットが目白押しです。
その中でも本記事では、北欧4カ国で名所と言われるおすすめ観光スポットから、息を飲むほどの大自然が感じられる絶景スポットをピックアップしてご紹介します。
また、北欧4カ国を巡るおすすめのモデルコースや北欧観光のお役立ち情報も併せてご覧いただけるため、ぜひ参考にしてみてください。
■【名所】北欧4カ国のおすすめ観光スポット5選
■【大自然】北欧4カ国のおすすめ観光スポット10選
■北欧4カ国を巡るモデルコースを紹介
■北欧4カ国の観光お役立ち情報
■さいごに
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【名所】北欧4カ国のおすすめ観光スポット5選
早速、北欧4カ国で名所と言われる観光スポットからご紹介します。
歴史的な古城や中世の街並みが残る旧市街など、北欧4カ国を語る上で欠かせない観光スポットをご覧いただけます。
チボリ公園(デンマーク)
まずは、デンマークの首都コペンハーゲンにある遊園地「チボリ公園」をご紹介します。
「チボリ公園」は、公園と名付けられていますが、1843年に建てられた長い歴史を持つ遊園地で、クラシカルなメリーゴーランドや観覧車をはじめとする数十種類のアトラクションが楽しめます。
また、園内には庭園ゾーンも併設されており、まるで童話の世界に入り込んだかのような美しい自然を堪能することもでき、コペンハーゲン観光で外せないスポットです。
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クロンボー城(デンマーク)
「クロンボー城」は、デンマークのシェラン島に位置し、ユネスコの世界文化遺産に登録されている観光名所です。
劇作家「ウィリアム・シェイクスピア」の代表作の一つである「ハムレット」のモデルにもなっており、煉瓦造りの重厚な風貌や暗く迷路のような地下牢などからデンマークの雰囲気を存分に感じられます。
また、「クロンボー城」では、毎年6~8月頃の時期に中庭で演劇が開催され、劇の合間に出演者と記念撮影できる可能性もあります。
ストックホルム旧市街ガムラスタン(スウェーデン)
北欧の中でも特に美しい街並みが感じられる観光スポットとして知られているのが、スウェーデンの首都ストックホルムにある「旧市街ガムラスタン」です。
13世紀に築かれ、クラシカルな建物や中世の面影が残る石畳の路地など、どこを切り取っても美しい風景が広がっており、中世の世界観を存分に堪能できます。
街の中央にあるストールトルゲット広場では、カフェやレストランが多く連なっており、テラスで食事をしながら美しい街並みを眺められるのも魅力です。
ブリッゲン地区(ノルウェー)
ノルウェーの美しい自然と建築を同時に楽しめることで人気の観光スポットが、ノルウェーの港湾都市「ブリッゲン地区」です。
「ブリッゲン地区」は、かつてハンザ同盟の交易拠点として発展した歴史を持ち、当時商業活動のために使用されていたカラフルな木造倉庫群は、まるで絵本の世界に入り込んだかのようなかわいらしさが感じられるはずです。
また、木造倉庫群以外にも博物館やレストラン、工房が立ち並んでおり、北欧観光のお土産購入にもピッタリな観光名所と言えます。
テンペリアウキオ教会(フィンランド)
フィンランドの首都ヘルシンキにある「テンペリアウキオ教会」は、住民のランドマーク的存在の観光スポットです。
天然の岩山をくり抜いて作られたモダンなデザインが特徴で、岩肌と現代的なデザインの融合から神秘的な雰囲気を感じられます。
また、「テンペリアウキオ教会」では定期的にコンサートが行われ、岩肌の凹凸を活かした音の反響の良さを体感できるのも魅力です。
【大自然】北欧4カ国のおすすめ観光スポット10選
続いて、北欧4カ国での自然を感じることができる観光スポットをご紹介します。
北欧4カ国には、手つかずの自然が残っている観光スポットが多く、神秘的なフィヨルドや絶景の白亜の崖など、北欧ならではの壮大な自然を体感できます。
サーリセルカ(フィンランド)
フィンランドの北部に位置する「サーリセルカ」は、現地の人々からも人気が高いウィンターリゾートスポットです。
「サーリセルカ」は北欧の中でもオーロラの出現率が比較的高いスポットとして知られており、オーロラツアーでは一生忘れられないほど貴重な体験ができます。
また、「サーリセルカ」ではスキー、スノーボード、犬ぞりなど自然を活かしたアクティビティが楽しめるため、現地の空気感を存分に堪能できます。
スオメンリンナ島(フィンランド)
フィンランドの首都ヘルシンキのマーケット広場からフェリーで行ける島「スオメンリンナ島」は、自然と歴史が同時に体感できる観光スポットです。
18世紀に海防のために建設された星形の要塞島で、緑豊かな美しい自然の中で周辺を散歩したり、島内にある博物館巡りができます。
また「スオメンリンナ島」は、戦争の舞台になった歴史的な場所の一つとして知られ、実際に使用された大砲など戦争の面影を垣間見ることができます。
ヨエンスー(フィンランド)
フィンランドならではの美しい湖を体感できる、フィンランド東部の北カレリア地方に位置する「ヨエンスー」です。
「ヨエンスー」は湖に囲まれた都市であり、数ある湖の中でも代表的な「ピエリネン湖」では、カヌーやボートなど自然を活かしたアクティビティを年中楽しむことができます。
また、ピエリネン湖の西側には、自然と触れ合える「コリ国立公園」があり、公園内にある展望台からは「ピエリネン湖」を大パノラマで一望できます。
フロム鉄道(ノルウェー)
世界で最も美しい鉄道路線と称される、ノルウェーの村フロムから山間部のミュルダールまでを結ぶ「フロム鉄道」は、北欧の自然を体感する上で注目すべき観光スポットと言えます。
「フロム鉄道」では、雄大なフィヨルドの絶景や美しい山々、迫力満点の滝などノルウェーの大自然を車窓から感じられます。
始発駅から終着駅まで見られる絶景の数々は、時間を忘れるほど夢中にさせてくれるでしょう。
ソグネ・フィヨルド(ノルウェー)
ノルウェーが誇る大自然を満喫できる観光スポットの一つが、ノルウェー西部に位置する「ソグネ・フィヨルド」です。
「ソグネ・フィヨルド」は、全長200kmを超えヨーロッパ本土のフィヨルドの中でも最大級を誇り、息を飲むほど壮大な自然を堪能できます。
また、「ソグネ・フィヨルド」ではクルーズ船に乗って船上から地形を眺めることもでき、大自然を間近で体感できるのも魅力です。
ガイランゲルフィヨルド(ノルウェー)
北欧4カ国で見られるフィヨルドの中でも、特に雄大な自然に触れることができるのが、ノルウェーのベルゲン北部に位置する「ガイランゲルフィヨルド」です。
「ガイランゲルフィヨルド」は、標高1,000m級の山々が連なるフィヨルド地帯、7人の女性の髪のような形をしていることで名付けられた「七人姉妹の滝」や、その対岸にある「求婚者の滝」をはじめとする数々の絶景スポットを堪能できます。
また、「ガイランゲルフィヨルド」は人気が集中しやすいフィヨルドの中でも穴場的な観光スポットのため、自然の中でゆったりと時間を過ごしたい方にもおすすめです。
フェロー諸島(デンマーク自治領)
自然が生み出す数々の絶景を楽しめるスポットが、スコットランドとアイスランドの間に位置するデンマーク自治領の「フェロー諸島」です。
「フェロー諸島」は、大小18の島々で構成されており、天に伸びる絶壁が印象的な「ティンドホルムル島」や、パフィンなどの珍しい野鳥に出会える「ミキネス島」など、見どころが多いのが魅力です。
各島々では、絶景スポットを巡るハイキングを楽しむことができ、どこまでも続く美しい景色を心行くまで堪能できます。
ムンスクリント(デンマーク)
自然が豊かな多いデンマークの中でも、大迫力の自然を体感できるスポットとして高い人気を誇るのが、デンマークの南シェラン地域のムン島に広がる「ムンスクリント」です。
「ムンスクリント」は、全長約6kmに渡って続く白亜の断崖で、7,000万年以上の年月が作り出す自然を垣間見ることができます。
白亜の断崖とその周辺の地域は、ユネスコの生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)にも指定されており、木々や透明な海など手付かずの自然を存分に満喫できます。
ラポニアン・エリア(スウェーデン)
北欧の少数民族「ラップ人」の文化を深く知ることができる自然スポットが、スウェーデン北部のラップランド内にある「ラポニアン・エリア」です。
エリア内には政府とラップ人が共同で管理を行なう4つの国立公園と2つの国立自然保護区があり、辺り一帯は世界遺産に登録されています。
「ラポニアン・エリア」では、伝統家屋やトナカイの放牧など、「ラップ人」が築き上げてきた伝統的な文化に触れることができ、冬はオーロラ観察も楽しめるのも魅力です。
アビスコ国立公園(スウェーデン)
スウェーデンの中でも雄大な自然を存分に楽しめるスポットが、スウェーデンの北極圏内に位置する「アビスコ国立公園」です。
「アビスコ国立公園」は、手付かずの自然の中で登山やスキーを楽しめる公園で、冬の時期はタイミングが合えばオーロラ観測を楽しめます。
また、「王様の散歩道」と呼ばれるハイキングコースでは、絵画の世界を抜き出したような美しい自然の中を、ゆっくり感じることもできます。
北欧4カ国を巡るモデルコースを紹介
ここでは、北欧4カ国(ノルウェー・フィンランド・スウェーデン・デンマーク)を効率よく巡るモデルコースをご紹介します。
北欧4カ国を満遍なく巡りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1日目~3日目 デンマーク
デンマークの首都コペンハーゲンまでは、日本から直行便が運航しており、羽田空港から約13時間ほどで到着します。
初日から2日目は空港付近のホテルに宿泊し、「チボリ公園」や「アマリエンボー宮殿」といったコペンハーゲンの名所を巡るのがおすすめです。
3日目はコペンハーゲンから移動し、「フェロー諸島」や「ムンスクリント」といった自然スポットに足を運ぶとよいでしょう。
4日目~5日目 ノルウェー
4日目はノルウェーの首都オスロに移動し、オスロからベルゲン鉄道に乗ってフィヨルド地方を目指します。
ベルゲン鉄道のミュールダール駅からフロム鉄道に乗り換えて、車窓から美しい景色を楽しみ、「ソグネ・フィヨルド」ではクルーズ船で迫力満点の風景を楽しみましょう。
美しい大自然に魅了された後は、ノルウェー第2の都市の「ブリッゲン地区」に足を運び、カラフルな木造倉庫群を観光するのがおすすめです。
6日目~7日目 スウェーデン
6日目はスウェーデンの首都ストックホルムへ移動し、美しい街並みが残る「旧市街ガムラスタン」や荘厳な「ストックホルム大聖堂」などのスポットを巡ります。
翌日はスウェーデン北部のラップランドにある「ラポニアン・エリア」で大自然を満喫し、夜はオーロラ観測ツアーに参加して幻想的な景色を堪能するのがおすすめです。
また、もし時間に余裕がある場合は「アビスコ国立公園」でゆったりハイキングを楽しむのもよいでしょう。
8日目~10日目 フィンランド
フィンランドの首都ヘルシンキに到着したら、「ヘルシンキ大聖堂」「ハカニエミ・マーケットホール」といった名所観光スポットを巡りましょう。
翌日は、ヘルシンキの沖合にある島「スオメンリンナ島」を観光し、星形の要塞や教会など歴史的建造物から現地の文化に触れるのがおすすめです。
最終日は「テンペリアウキオ教会」「エスプラナーディ公園」などのフィンランドならではの建築物や自然を堪能して締めくくるのがよいです。
北欧4カ国の観光お役立ち情報
ここでは北欧4カ国を観光のお役立ち情報をまとめました。
北欧ではVAT(付加価値税)を導入しており、標準税率は24%〜25%と日本よりも高くなってる点などの特徴があるため、ぜひチェックしてみてください。
気候 | 春は日本の初冬程度、夏は日本の初夏程度、冬は連日氷点下になることが多い |
治安 | 全体的に生活水準が高く経済も比較的安定しているため比較的治安が良いが、観光客狙いのスリや窃盗・置き引きには注意 旅行で持って行くと便利なもの:厚手のジャケット・海外向けのWi-Fiルーター・SIMカード・海外用変換プラグ |
その他旅行で持って行くと便利なものについては次の記事も参考にしてください
あると便利!冬の旅行で持っていきたい8つの持ち物
さいごに
この記事では、北欧4カ国の観光名所や大自然を堪能できるスポットを中心にご紹介しました。
北欧4カ国には手つかずの自然を満喫できる観光スポットや歴史的建造物が目白押しなので、ぜひ北欧観光で現地の世界遺産や歴史的建造物を体感してみては。