飛行機では、機内の持ち込みが禁止されている荷物があります。今回は機内に持ち込むことができる荷物の条件、機内に持ち込むことが制限されている荷物、注意すべき荷物をまとめました。
※ページ内の情報は、2022年9月時点のものです。最新の情報については、航空会社や空港WEBページ等でご確認ください。
機内に持ち込める荷物は条件あり!
一般航空会社の場合
JAL・ANAの機内に持ち込むことができる手荷物の制限は、飛行機の広さによって決まり、座席数でサイズの制限が異なります。
座席が100席未満の場合
3辺の合計が100cm以内(幅45cm×高さ35cm×奥行20cm以内)
座席が100席以上の場合
3辺の合計が115cm以内(幅55cm×高さ40cm×奥行25cm以内)
また、機内に持ち込むことができる荷物の重量制限は10kgまでです。個数は、ハンドバッグ、カメラ、傘などの身の回り品1個と、制限以内の大きさの手荷物1個までです。
JAL・ANA以外の「スカイマーク」「スターフライヤー」「エアドゥ」「ソラシドエア」の場合、機内に持ち込めるサイズの制限は3辺の合計が115cm以内(幅55cm×高さ40cm×奥行25cm以内)です。また重量制限は10kgまでです。
LCCの場合
ジェットスターの場合
ジェットスターの場合、7kgまで機内に持ち込めます。
機内に持ち込むことができるサイズは、3辺の合計が115cm以内(幅36cm×高さ56cm×奥行23cm)です。個数はJAL・ANAと同様に2個までです。
ピーチ・アビエーションの場合
ピーチ・アビエーションの機内に持ち込める荷物のサイズ制限は3辺の合計が115cm以内(幅50cm×高さ40cm×奥行25cm以内)です。
荷物の重量は10kgまで、個数の制限はハンドバッグ、カメラ、傘などの身の回り品1個と、制限以内の大きさの手荷物1個までです。
次の表は一般航空会社とLCC各社の手荷物の制限をまとめた表です。
その他LCCの場合
春秋航空日本(スプリングジャパン)の場合、サイズの制限は56cm×36cm×23cm以内かつ三辺の合計が115cm以内です。個数はハンドバッグ、カメラ、傘などの身の回り品1個と、制限以内の大きさの手荷物1個まで、重量は7㎏までです。
機内で荷物は共用収納棚にしまう
機内に持ち込んだ手荷物は、突然の衝撃があった際に手元から飛び出して他の搭乗者が怪我を負うのを防ぐためだけでなく、緊急時での脱出の妨げにならないようにするために座席の下または共用収納棚など適切な場所に収納する必要があります。
法令に基づき、機長から荷物の移動を命令されたにもかかわらず、「手荷物を通路などに放置する」行為を引き続き行ったり、繰り返した場合には50万円以下の罰金が科せられる場合があるため注意しましょう。
非常口周辺の座席は足元に荷物を置くことが禁じられているので、必ず共用収納棚にしまいましょう。
注意すべき荷物
手荷物の中で、普段使用している酒類、化粧品類、ヘアカーラー、電子機器類などは機内持ち込みに制限があります。
次の表は普段使用しているもので機内に持ち込める条件をまとめたものです。
酒類
酒類は、度数が23%以下のものは問題なく機内に持ちこめます。一方で、アルコール度数が71%以上のものは、機内に持ち込むことも預けることもできません。このような度数の酒類はそれほど多くはありませんが、機内に持ち込む際はアルコール度数を確認しておきましょう。
化粧品類
化粧水や香水などの化粧品は、漏れるのを防ぐためにキャップなどで保護しておけば機内に持ち込めます。機内でメイクをする際は、シートベルトランプが点灯していないときに行いましょう。
化粧品については次の記事も参考にしてください
女性必見!飛行機内で持ち込める化粧品と持ち込めない化粧品
電子機器
リチウム電池・リチウムイオン電池を使用している電子機器は、注意が必要です。とくにリチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーは、ワット時定格量が160Wh以上のものは機内に持ち込めないので注意しましょう。
電子機器については次の記事も参考にしてください
バッテリーを持ち込んでスマホを充電したい!飛行機に電池は持ち込める?
ライター
コンビニエンスストアで売っているような使い捨てのライターは機内に持ち込めます。また、ジッポライターなど吸収剤入りのオイルライターも機内に持ち込むことができます。機内では、タバコを吸うことができないため注意しましょう。
機内への持ち込みが禁止の物
刃物類は機内に持ち込めません。刃物類が手荷物検査時に発見された場合は、チェックインカウンターに戻って預けるか、保安検査場に置いてある放棄品箱に捨てる必要があります。
刃物などを機内に持ち込んだ場合、50万円以下の罰金対象となります。
機内への持ち込みが制限されている荷物の例は次の通りです。
・ハイジャック、テロなどに凶器として使用されるおそれがあるもの(ナイフ・ハサミなどの刃物類)
・スタンガン
・先の尖ったバット類
・ゴルフクラブ類
・おもちゃの銃や手錠など、ほかの搭乗者に誤認や恐怖心を与える可能性があるもの
機内への持ち込み、預けが禁止の物
航空機の安全運行を確保するため、航空法により、次のものは危険物の輸送、航空機内へ持ち込むことも預けることもできません。
次の表は航空貨物の危険物代表例をまとめた表です。
危険物については次の記事も参考にしてください
飛行機内に持ち込めない危険物まとめ
まとめ
機内に持ち込める手荷物には条件があり、一般航空会社の場合座席の数でサイズの制限が異なります。重量は10kgまで持ち込めます。LCCのジェットスターの場合、エコノミークラスは7kgまで機内に持ち込むことができます。ピーチ・アビエーションの機内に持ち込むことができる荷物の条件は、3辺の合計が115cm以内で、重量制限は10kgです。
普段使用している荷物に制限によっては機内に持ち込めないため、しっかりと確認してから空港へ行くことをおすすめします。
ジェットスターの航空券検索
ピーチの航空券検索
ANAの航空券検索
JALの航空券検索
参考:
手荷物について[国内線]│航空券│ANA国内線
手荷物について[国内線]│航空券│ANA国内線
手荷物について[国内線]│航空券│ANA国内線
特にお問い合わせの多い危険物の代表例 | JAL
航空会社スターフライヤー(SFJ)公式サイト/お手荷物のご案内
機内持ち込み手荷物について/手荷物/AIR DO
持ち込み・お預かりに制限がある手荷物/手荷物/AIR DO
機内持込手荷物 | 手荷物 | ジェットスター
4.お手荷物に関するご質問 | Peach Aviation (ピーチ)