ソラシドエアは宮崎空港を拠点に置く、九州地方や沖縄の路線が多い航空会社です。ジェットスターは全国に路線を展開するLCC(格安航空会社)です。今回は、ソラシドエアとジェットスターについて航空券の料金、座席の間隔や設備、荷物の制限、機内サービスを比較しました。
ソラシドエアは九州方面や沖縄、ジェットスターは全国に路線を展開!
ソラシドエアは、熊本空港・鹿児島空港・長崎空港などの九州地方にある空港だけでなく、那覇空港の路線を展開している航空会社です。ジェットスターは九州地方の場合、福岡空港の路線を展開しており、那覇空港だけでなく、新千歳空港、関西空港などの路線もあります。ジェットスターはソラシドエアと比べて国内にある主要な空港の路線を多く展開しています。
また、ソラシドエアは都心のアクセスが良い羽田空港の路線も利用できる一方で、ジェットスターは、羽田空港の路線はなく成田空港の路線を展開しており、都心のアクセスが悪いのがデメリットです。
九州地方に出張や帰省をする場合はソラシドエア、九州地方だけでなく、全国に出張や帰省をする場合はジェットスターを利用すると良いでしょう。
ソラシドエアの路線は熊本や長崎など!ソラシドエアの路線まとめ、ジェットスターの路線は主要空港が多い!ジェットスターの国内線の路線まとめを参考にしてください。
料金はジェットスターの方が安い!
ソラシドエアはJAL・ANAと同様に一般航空会社、ジェットスターは機内の設備や受託手荷物が有料などサービスをカットしている分、航空券の料金がお得なLCCです。両社の航空券の料金の違いを東京-熊本間、名古屋-沖縄間を例に紹介します。
東京-熊本間ではジェットスターの方が2万7千円お得!
東京-熊本間では、ソラシドエアは羽田空港-熊本空港間を片道1日5本、ジェットスターは成田空港-熊本空港間を片道1日2本運航しています。両社の料金は次の通りです。
ソラシドエアの普通運賃、ジェットスターの普通運賃の料金を比べた場合、ジェットスターの方が27,000円程度お得です。また、ソラシドエアでもっとも割引率が高い早期購入割引75日前と比べた場合でも2,600円程度お得です。ジェットスターは、ソラシドエアのように早期購入割引はないものの、直前であっても安い航空券を予約できます。
ジェットスターを利用する場合、都心から遠い成田空港を利用するため、都心から近いほうが良いと考える方はソラシドエアを利用しましょう。ソラシドエアの場合、普通運賃と早期購入割引28日前の料金差は20,000円以上もあり、できる限り28日前までに予約すると良いでしょう。
ジェットスターは航空券の料金は安いものの羽田空港の路線はなく、都心からやや遠い成田空港の路線を展開しているため、都心に近い空港を利用したい方は、羽田空港の路線を展開しているソラシドエアを利用したほうが良いでしょう。
ソラシドエア:2017年2月1日 羽田空港16:30着-熊本空港18:25着
ジェットスター::2017年2月1日 成田空港16:40着-熊本空港18:50着
名古屋-沖縄間ではジェットスターの方が2万8千円お得!
名古屋-沖縄間では、中部国際空港-那覇空港間をソラシドエア、ジェットスターともに片道1日1本運航しています。両社の航空券の料金は次の通りです。
名古屋-沖縄間の場合、ソラシドエアの普通運賃、ジェットスターの普通運賃の料金差は28,000円以上もあります。また、もっとも割引率が高い早期購入割引75日前と比べた場合でもジェットスターの方が1,000円程度お得です。
航空券の料金を重視する場合、ジェットスターを利用すると良いでしょう。
ソラシドエア:2017年2月1日 中部国際空港7:10着-那覇空港9:10着
ジェットスター::2017年2月1日 中部国際空港16:40着-那覇空港18:50着
座席はソラシドエアの方が広い!
ソラシドエアはジェットスターより航空券の料金は高いものの、座席の間隔や設備、機内サービスが充実しています。座席間隔は、ソラシドエアでは約81cm、ジェットスターでは約74cmと足元の間隔がソラシドエアの方が広いです。また、座席の設備についても、読書灯やコールボタンが大きく、エアコンの送風口も回すだけで風量の調節ができるなど、ソラシドエアの方が充実しています。
機内サービスは、ソラシドエアではお茶、コーヒー、ハーブティー、アップルジュースなどを無料で提供しています。ジェットスターは飲み物のサービスは有料です。
機内の快適性を重視する場合はソラシドエアを利用し、航空券の料金が安くなるようできるかぎり早めに予約しましょう。
ジェットスターは荷物を預ける場合有料!
受託手荷物は、ソラシドエアでは20kgまで無料で預けられ、ジェットスターでは重量に関わらず有料です。サイズの制限はソラシドエアでは、3辺の和が203cm、ジェットスターでは、1辺の最大寸法が230cm未満までです。
機内持ち込み手荷物の場合、ソラシドエアの重量制限は10kg、ジェットスターでは7kgまでとソラシドエアの方がやや重たい荷物を機内に持ち込めます。サイズの制限は、ソラシドエアでは、3辺の和が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、ジェットスターでは、キャリーケースは56cm×36cm×23cm、スーツカバーは114cm×60cm×11cmまでです。
ジェットスターは航空券の料金が安いものの、受託手荷物が有料なので航空券以外の料金が発生します。ジェットスターを利用する場合、なるべく荷物を少なくすると良いでしょう。
ソラシドエアの受託手荷物についてはANAやJALと違う?ソラシドエアの受託手荷物の制限まとめ、機内持ち込み手荷物についてはサイズや重さは?ソラシドエアの機内手荷物まとめを参考にしてください。
ジェットスターの受託手荷物についてはどれくらい預けられる?ジェットスターの受託手荷物の制限まとめ、機内持ち込み手荷物については制限はどれくらい?ジェットスターの手荷物の制限まとめを参考にしてください。
さいごに
ソラシドエアは熊本空港や長崎空港などの九州地方の空港、那覇空港がある沖縄を中心とした路線を展開する一般航空会社です。ジェットスターは九州地方では福岡空港、また那覇空港がある沖縄だけでなく新千歳空港がある北海道、関西空港がある大阪など国内の主要都市の路線を展開しているLCCです。
どちらを利用するか迷っている場合、機内の快適性や荷物の制限が厳しくないほうが良い方はソラシドエア、航空券の料金を重視する方はジェットスターを利用すると良いでしょう。
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